ロールモデル
ロールモデルとは、自分自身の成長やキャリア形成において、行動や考え方の模範となる人物のことです。1940年代にアメリカの社会学者ロバート・K・マートンによって提唱された概念が起源とされています。 ビジネスの現場においては、若手社員が将来のキャリアパスを具体的にイメージするための手本として位置づけられます。特に、ダイバーシティ(多様性)推進の文脈では、女性管理職や、育児・介護と仕事を両立している社員などが「ロールモデル」として企業から紹介されるケースが増えています。これにより、後に続く社員が自身の将来像を描きやすくなり、離職防止やモチベーション向上につながるとされています。 ロールモデルを設定する際は、必ずしも「自分と全く同じ境遇の完璧な人物」を一人見つける必要はありません。専門スキルはこの先輩、リーダーシップはあの上司、私生活とのバランスはこの人、といったように、特定の優れた要素ごとに複数の人物を参考にする「部分的ロールモデル(パーツ別ロールモデル)」という考え方も有効です。具体的な行動を模倣し学習することで、自己成長を加速させるための重要な概念です。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典