ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

Internet of Things

生活・その他
2026-03-02 時点の情報です

Internet of Things(あいおーてぃー)とは、従来はインターネットに接続されていなかった様々なモノ(家電、車、工場の機械、建物など)が、センサーや通信機能を備えてネットワークに接続され、相互に情報を交換する仕組みを指します。日本語では「モノのインターネット」と訳され、一般的に「IoT」という略称で呼ばれます。 この仕組みにより、物理的なモノの状態や動きをデジタルデータとしてリアルタイムに把握し、遠隔から制御することが可能になりました。具体例としては、外出先からスマートフォンで操作できるエアコンや照明などのスマート家電、公共交通機関のリアルタイムな運行情報システム、製造現場における設備の稼働管理などが挙げられます。 ビジネスや経済の側面では、IoTは単なる利便性の向上に留まらず、産業構造そのものを変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)の中核技術と位置付けられています。収集した膨大なデータ(ビッグデータ)をAIで分析することで、製品の故障を未然に防ぐ保守サービスや、利用量に応じて課金するサブスクリプションモデルなど、従来の「モノ売り」から「サービス提供(コト売り)」へのビジネスモデル転換(サービタイゼーション)を促進しています。5G(第5世代移動通信システム)の普及とともに、医療、物流、農業、スマートシティといった幅広い分野での社会課題解決への貢献が期待されています。

📚 関連する用語

拡張現実

拡張現実(かくちょうげんじつ)とは、実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前の世界を仮想的に拡張する技術のことです。英語の「Augmented Reality」の略称で、一般的にAR(エーアール)と呼ばれます。 VR(仮想現実)が完全にデジタルの世界に入り込むのに対し、ARはあくまで現実世界を主体とし、そこに情報を付加するのが特徴です。スマートフォンやタブレットのカメラ、スマートグラスなどのデバイスを通じて利用されます。 ビジネス分野では、建設現場での完成図の投影、工場でのマニュアル表示による作業支援、ECサイトでの家具や衣類のバーチャル試着など、幅広い業界で実用化が進んでいます。エンターテインメントだけでなく、業務効率化や顧客体験の向上に直結する重要な技術トレンドです。

オープンソース

オープンソースとは、ソフトウェアのソースコード(プログラムの設計図にあたるもの)を、インターネットなどを通じて公開し、誰でも自由に利用、改変、再配布できるようにする開発モデルやそのソフトウェアのことです。このモデルにより、世界中の開発者が協力してソフトウェアの改良や機能追加を進めることができ、技術の共有と発展が促進されます。代表的な例としては、オペレーティングシステムであるLinuxや、WebサーバーソフトウェアのApacheなどが挙げられます。ビジネスにおいては、オープンソースソフトウェアを活用することで、自社での開発コストや時間を削減し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する手段として注目されています。多くの企業がオープンソースコミュニティに貢献し、その技術革新は私たちの日常生活やビジネスに大きな影響を与えています。

教育ローン

教育ローンとは、学生の入学金、授業料、教材費、下宿代などの教育に必要となる費用を、保護者や学生自身が金融機関などから借り入れることができる融資制度のことです。一般的に、目的を教育資金に限定したローンであり、他の使途に自由なカードローンなどと比較して、低金利で長期間の返済が可能な場合が多いのが特徴です。提供元としては、民間金融機関(銀行、信用金庫、信用組合、JAバンク、ろうきんなど)のほか、政府系金融機関である日本政策金融公庫が「国の教育ローン」として、より低利で保証人も不要な融資を提供しています。返済は、卒業後または就職後に開始されることが一般的で、学生の将来の所得を見込んで融資が行われます。教育ローンの活用は、経済的な負担を軽減し、より多くの人が希望する教育を受けられる機会を広げることに貢献しています。

画像処理半導体 (GPU)

画像処理半導体(がぞうしょりはんどうたい)とは、コンピューター等の画面への画像表示や高度な計算処理を専門に行う半導体チップのこと。一般的に「GPU(Graphics Processing Unit)」と呼ばれます。CPU(中央演算処理装置)が複雑な処理を順次行う「司令塔」であるのに対し、画像処理半導体は大量の単純な計算を同時にこなす「並列処理」に特化しているのが特徴です。元々は3DゲームやCGの描写に使われていましたが、その計算能力の高さから、近年では生成AI(人工知能)のディープラーニング、自動運転技術、暗号資産のマイニングなど、次世代テクノロジーの中核を担う重要部品として活用されています。