次世代原子炉
次世代原子炉(じせだいげんしろ)とは、従来の原子炉に比べて、安全性、経済性、核燃料サイクルの効率性などが向上した新しいタイプの原子炉のことです。小型モジュール炉(SMR)などがその代表例として挙げられます。これらの原子炉は、より小型化され、工場のラインで製造可能なモジュール設計が採用されることで、建設期間の短縮、コスト削減、そして設置場所の柔軟性を高めることが期待されています。また、固有の安全性向上設計により、事故のリスクを低減させ、万が一の事態にも対処しやすくする工夫が施されています。さらに、核燃料の効率的な利用や、使用済み核燃料の発生量を抑制・再処理する技術の開発も進められており、核燃料サイクルの持続可能性を高めることを目指しています。経済的な側面では、建設・運用コストの削減に加え、エネルギー供給の安定化に寄与することで、産業競争力の強化や新たな産業の創出につながる可能性があります。国際情勢においては、エネルギー自給率の向上や、脱炭素化に向けたクリーンエネルギー源としての役割が期待されており、世界各国で開発競争が活発化しています。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典