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経常収支

経済
2026-03-02 時点の情報です

経常収支(けいじょうしゅうし)とは、一国が外国との間で行った経済取引のうち、モノやサービスの取引、および投資から得られる収益などの合計バランスを示す指標です。国際収支の一部であり、「貿易・サービス収支」「第一次所得収支」「第二次所得収支」の3つの項目で構成されます。貿易・サービス収支は輸出入の差額を、第一次所得収支は対外資産からの配当や利子を、第二次所得収支は政府による無償援助などを指します。一国の経済的な体力や対外的な債権債務の状況を反映しており、黒字であれば海外への純資産が増加していることを示し、赤字であればその逆を意味します。日本では近年、貿易収支が赤字傾向になることもありますが、過去の対外投資から得られる第一次所得収支の大きな黒字によって、経常収支全体では黒字を維持する構造が続いています。

📚 関連する用語

半導体

電気を通す「導体」と通さない「絶縁体」の中間の性質を持つ物質。または、その性質を利用して電気信号の制御やデータの記憶を行う電子部品(集積回路:IC)を指す。現代社会においてスマートフォン、パソコン、自動車、家電製品、産業機器に至るまで不可欠な存在であり、「産業のコメ」や「21世紀の石油」と称される。微細化技術などの進化により、AI、5G、IoTといった先端技術の基盤を支える戦略的な重要物資となっている。

マクロ経済

マクロ経済(まくろけいざい)とは、一国全体の経済活動を巨視的に捉える経済学の分野です。個々の企業や消費者の行動を分析するミクロ経済学とは対照的に、マクロ経済学では、GDP(国内総生産)、インフレ率、失業率、金利など、国全体の経済指標を用いて分析を行います。具体的には、景気変動、経済成長、物価安定、雇用創出といったテーマに取り組みます。政府や中央銀行は、マクロ経済の分析結果を基に、金融政策や財政政策を策定し、経済の安定と成長を目指します。例えば、景気後退期には、金利の引き下げや財政支出の拡大などの対策が検討されます。また、マクロ経済の知識は、企業が市場動向を把握し、経営戦略を立てる上でも重要です。さらに、個人が資産運用やキャリアプランを考える際にも役立ちます。

新興国

新興国(しんこうこく)とは、経済発展の段階において、先進国に次ぐ成長を遂げている国々のことです。明確な定義は存在しませんが、一般的には、一人当たりGDPが一定水準に達しておらず、工業化が進展しつつある国々を指します。これらの国々は、高い経済成長率、豊富な労働力、資源などを背景に、世界経済における存在感を増しています。代表的な新興国として、ブラジル、ロシア、インド、中国(BRICs)などが挙げられます。新興国への投資は、高いリターンが期待できる一方で、政治・経済情勢の変動リスクも考慮する必要があります。

地方公共団体

地方公共団体(ちほうこうきょうだんたい)とは、国から独立して、その地域に居住する住民の意思に基づき、地域社会の維持・発展のために行政サービスを行う地方自治体のことです。具体的には、都道府県、市、区、町村、特別区などが該当します。地方公共団体は、住民からの税金や国からの交付金、住民サービスに対する使用料などを財源として、道路や水道の整備、教育、福祉、消防、防災といった、住民の生活に密接に関わる様々な行政サービスを提供しています。その財政状況は、地域経済の活性化や住民生活の質に直接的な影響を与えるため、経済活動においても重要な存在です。