経常収支
経常収支(けいじょうしゅうし)とは、一国が外国との間で行った経済取引のうち、モノやサービスの取引、および投資から得られる収益などの合計バランスを示す指標です。国際収支の一部であり、「貿易・サービス収支」「第一次所得収支」「第二次所得収支」の3つの項目で構成されます。貿易・サービス収支は輸出入の差額を、第一次所得収支は対外資産からの配当や利子を、第二次所得収支は政府による無償援助などを指します。一国の経済的な体力や対外的な債権・債務の状況を反映しており、黒字であれば海外への純資産が増加していることを示し、赤字であればその逆を意味します。日本では近年、貿易収支が赤字傾向になることもありますが、過去の対外投資から得られる第一次所得収支の大きな黒字によって、経常収支全体では黒字を維持する構造が続いています。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典