ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

債権

経営・財務
2026-03-02 時点の情報です

債権(さいけん)とは、特定の人(債権者)が特定の人(債務者)に対して、一定の行為(給付)をすることを請求できる権利のことです。主な例として、貸したお金の返済を請求する権利や、売買契約に基づいて商品の引き渡しや代金の支払いを求める権利などが挙げられます。対義語は「債務」であり、これらは表裏一体の関係にあります。企業会計やビジネスの実務においては、商品やサービスを提供したものの代金が未回収である状態を「売掛金(売掛債権)」などと呼び、企業の資金繰りにおいてその管理は極めて重要です。なお、国や企業が資金調達のために発行する有価証券である「債券」は、債権の一種ではありますが、用語としては区別して扱われます。

📚 関連する用語

M&A

M&A(エムアンドエー)とは、「Mergers and Acquisitions」の略語で、日本語では「合併・買収」と訳されます。これは、企業が他の企業と合併したり、他の企業を買収したりすること全般を指す言葉です。企業が事業規模の拡大、競争力の強化、新技術やノウハウの獲得、事業承継問題の解決などを目的として行う戦略的な手法の一つです。合併は、複数の企業が一つになることで、買収は、ある企業が他の企業の株式を取得して支配権を得ることで、それぞれ異なる手続きや形態をとります。M&Aは、単に企業が大きくなるだけでなく、経済全体の効率性を高め、イノベーションを促進する役割も担っています。

Master of Business Administration

MBA(えむびーえー)とは、Master of Business Administrationの略称で、日本語では「経営学修士」と訳されます。これは、ビジネスに関する高度な知識と実践的なスキルを習得するための大学院レベルの教育プログラムであり、世界中のビジネススクールで提供されています。MBAプログラムでは、経営戦略、マーケティング、財務会計、組織行動論、オペレーションマネジメントなど、企業経営に必要な幅広い分野を体系的に学びます。主な学習形態は、ケースメソッド(実際の企業の事例を分析する)、グループワーク、講義、プロジェクトなどを通じて、受講生が現実のビジネス課題に対して問題解決能力やリーダーシップを発揮できるようになることを目指します。MBAは、キャリアアップ、転職、起業、あるいは現職での昇進などを目的とする社会人や、将来経営者を目指す若手にとって、専門性を深め、ビジネスの視野を広げるための有力な手段として広く認識されています。

変動費

変動費(へんどうひ)とは、生産量や販売量、または個人の行動量に比例して増減する費用のことです。会計・経営分野においては、売上の増減に直接連動する原材料費、仕入原価、外注費、販売手数料、発送運賃などが代表例として挙げられます。これに対し、売上の多寡に関わらず一定期間で必ず発生する家賃や人件費などは「固定費」と呼ばれます。個人の家計管理においては、食費、交際費、娯楽費、日用品費などが変動費に分類されます。ビジネスの収益性を分析する際には、売上高から変動費を差し引いた「限界利益」を算出することが一般的であり、損益分岐点(利益がゼロになる売上高)を把握するためには、費用を固定費と変動費に分ける「固変分解」という作業が不可欠です。変動費をいかに効率化し、変動費率を抑えるかは、企業の競争力や個人の貯蓄率を左右する重要な指標となります。

ビジネスモデル

ビジネスモデルとは、企業が価値を創造し、顧客に提供し、そしてそれによって利益を上げるための仕組みや戦略全体を指します。具体的には、どのような製品やサービスを、どのような顧客層に、どのようなチャネルを通じて提供し、どのような収益源から収入を得るのか、といった要素を体系的に定義したものです。例えば、製造業であれば「製品を製造・販売して収益を得る」、サービス業であれば「サービスを提供して利用料を得る」、IT企業であれば「プラットフォームを提供し広告収入や手数料を得る」などが挙げられます。近年のデジタル化の進展により、サブスクリプションモデル(定額課金制)、フリーミアムモデル(基本無料+有料オプション)、シェアリングエコノミーモデル(共有型経済)など、多様なビジネスモデルが登場しています。企業は、変化する市場環境や技術革新に対応するために、ビジネスモデルの革新や見直しを継続的に行うことが求められます。ビジネスモデルの理解は、企業の競争力や将来性を分析する上で不可欠な要素となります。