ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

半導体

経済
2026-03-06 時点の情報です

電気を通す「導体」と通さない「絶縁体」の中間の性質を持つ物質。または、その性質を利用して電気信号の制御やデータの記憶を行う電子部品(集積回路:IC)を指す。現代社会においてスマートフォン、パソコン、自動車、家電製品、産業機器に至るまで不可欠な存在であり、「産業のコメ」や「21世紀の石油」と称される。微細化技術などの進化により、AI、5G、IoTといった先端技術の基盤を支える戦略的な重要物資となっている。

📚 関連する用語

ISMサービス業景況指数

ISMサービス業景況指数(ISMサービスぎょうけいきょうしすう)とは、米国のISM(サプライマネジメント協会)が毎月発表する、非製造業(サービス業)の景況感を示す経済指標です。正式名称は「ISM Non-Manufacturing Index(ISM非製造業景気指数)」であり、略称として「ISMサービス業景況指数」や「サービス業PMI」とも呼ばれます。この指数は、米国の経済活動の約8割を占めるとされるサービス部門の動向を把握するために重要視されています。調査対象は、小売業、運輸業、建設業、金融業、情報通信業など、広範なサービス業に携わる約400社の購買担当者です。これらの担当者に対して、景況感、新規受注、雇用、仕入価格、仕入担当者による在庫など、10項目に関するアンケート調査を行い、その結果を集計して算出されます。算出された数値が50を上回る場合は景気の拡大を示唆し、50を下回る場合は景気の後退を示唆します。50が景気の拡大と後退の境目となります。この指数は、経済全体の動向を予測する上で、GDP(国内総生産)などの他の経済指標と合わせて分析されることが一般的です。特に、サービス業は雇用への影響も大きいため、ISMサービス業景況指数の変動は、雇用市場の動向や個人消費の活発さとも関連が深く、金融政策を決定する中央銀行(FRB)や、企業経営者、投資家にとって、極めて重要な判断材料となります。例えば、指数が継続して上昇傾向にあれば、経済は好調であり、企業は設備投資や新規採用を増やす可能性が高まります。一方で、指数が低下傾向にあれば、経済の減速や景気後退のリスクが高まっていると判断され、企業はコスト削減や投資抑制を検討する可能性があります。このように、ISMサービス業景況指数は、米国経済のみならず、世界経済の動向を占う上でも注目される指標の一つです。

SDGs

持続可能な開発目標(じぞくかのうなかいはつもくひょう)とは、2015年9月の国連サミットで加盟全193カ国が採択した、2030年までに達成すべき国際目標のことです。英語の「Sustainable Development Goals」の略称である「SDGs(エスディージーズ)」として広く普及しています。「誰一人取り残さない(leave no one behind)」という理念のもと、貧困や飢餓の根絶、気候変動対策、ジェンダー平等、質の高い教育の普及など、17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。以前の「MDGs(ミレニアム開発目標)」が主に途上国の支援を目的としていたのに対し、SDGsは先進国自身が取り組むべき課題も含んでいる点が大きな特徴です。現代のビジネスにおいても、企業の持続可能性を評価するESG投資の普及に伴い、SDGsを経営戦略の中核に据える企業が急増しています。社会貢献と経済成長を両立させるための、世界共通の言語としての役割を果たしています。

需要超過インフレーション

需要超過インフレーションとは、経済活動において、財やサービスに対する需要(買いたいという意欲や量)が、供給(生産・販売できる量)を上回っている状態が原因となって発生する物価の持続的な上昇のことです。この現象は、一般的に景気拡大期や、特定の人気商品・サービスに対する一時的な需要の急増時に観測されます。需要が供給能力を超過するため、企業は価格を引き上げることで収益を確保しようとします。その結果、消費者物価指数(CPI)などの経済指標に反映され、インフレーションの主要因の一つとなります。生活への影響としては、家計の実質購買力の低下を招き、貯蓄の目減りや消費行動の変化をもたらす可能性があります。企業にとっては、原材料費や人件費の上昇圧力となる一方、需要の強さに伴う価格転嫁の機会ともなり得ます。経済政策においては、中央銀行が金融引き締め策を講じるなど、物価安定化に向けた対応が検討されることがあります。

消費者物価指数(CPI)

消費者物価指数(しょうひしゃぶっかしすう)とは、全国の世帯が購入する家計に係る財(モノ)及びサービスの価格変動を測定した統計指標のことです。総務省統計局が毎月公表しており、一般的にCPI(Consumer Price Index)と略称されます。基準となる年の物価を100として、現在の物価がどの程度の水準にあるかを指数で示します。調査対象は食料品、住居費、光熱費、教育費、娯楽費など多岐にわたり、消費者が実際に直面する物価の動きを反映します。経済の体温計とも称され、インフレやデフレの判断基準となるほか、日本銀行の金融政策の決定や、公的年金の支給額の改定(スライド制)などにも利用される極めて重要なマクロ経済指標です。生鮮食品を除いた「コアCPI」や、さらにエネルギー価格を除いた「コアコアCPI」といった分類で分析されることも一般的です。