ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

SDGs

経済
2026-03-02 時点の情報です

持続可能な開発目標(じぞくかのうなかいはつもくひょう)とは、2015年9月の国連サミットで加盟全193カ国が採択した、2030年までに達成すべき国際目標のことです。英語の「Sustainable Development Goals」の略称である「SDGs(エスディージーズ)」として広く普及しています。「誰一人取り残さない(leave no one behind)」という理念のもと、貧困や飢餓の根絶、気候変動対策、ジェンダー平等、質の高い教育の普及など、17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。以前の「MDGs(ミレニアム開発目標)」が主に途上国の支援を目的としていたのに対し、SDGsは先進国自身が取り組むべき課題も含んでいる点が大きな特徴です。現代のビジネスにおいても、企業の持続可能性を評価するESG投資の普及に伴い、SDGsを経営戦略の中核に据える企業が急増しています。社会貢献と経済成長を両立させるための、世界共通の言語としての役割を果たしています。

📚 関連する用語

地政学リスク

地政学リスク(ちせいがくりすく)とは、特定の地域が抱える政治的、軍事的、社会的な緊張が、世界経済や特定の市場に対して不確実性や悪影響を及ぼすリスクを指します。主に紛争、テロ、政情不安などが該当し、現代のグローバル化された経済においては、一地域での混乱がサプライチェーンの寸断や資源供給の停滞を通じて全世界に波及します。例えば、中東情勢の緊迫化が発生した場合、原油価格の高騰を招き、それが製造業のコスト増やエネルギー価格の上昇へと繋がり、最終的には企業の利益圧迫や消費者物価の上昇(インフレ)といった形で実体経済に影響を及ぼします。投資市場においても、地政学リスクの高まりは投資家の心理を冷え込ませ、株売りや、金(ゴールド)などの安全資産への資金逃避を引き起こす要因となります。

日本成長戦略会議

日本成長戦略会議とは、日本の持続的な経済成長を実現するための戦略や政策について、政府、経済界、学識経験者などが集まり、議論・検討を行う会議のことです。内閣官房に設置され、内閣総理大臣が議長を務めることがあります。この会議で示される方針は、国の経済政策の方向性を定める重要な役割を持ち、将来の産業育成、技術革新、雇用創出、働き方改革など、国民生活やビジネス環境に広範な影響を与える可能性があります。国民一人ひとりのキャリア形成や、企業活動における事業戦略を考える上でも、その動向を注視することが求められます。

大統領

大統領(だいとうりょう)とは、共和制または民主制国家において、国民の選挙によって選出された国家元首のことです。行政権の長として国の政治を主導し、外交、安全保障、経済など幅広い分野において重要な役割を果たします。大統領の政策や発言は、国内外の経済状況に大きな影響を与えるため、金融市場においても常に注目されています。例えば、政策金利の変更、財政政策、貿易政策などは、株式市場や為替レートに直接的な影響を及ぼす可能性があります。

ISMサービス業景況指数

ISMサービス業景況指数(ISMサービスぎょうけいきょうしすう)とは、米国のISM(サプライマネジメント協会)が毎月発表する、非製造業(サービス業)の景況感を示す経済指標です。正式名称は「ISM Non-Manufacturing Index(ISM非製造業景気指数)」であり、略称として「ISMサービス業景況指数」や「サービス業PMI」とも呼ばれます。この指数は、米国の経済活動の約8割を占めるとされるサービス部門の動向を把握するために重要視されています。調査対象は、小売業、運輸業、建設業、金融業、情報通信業など、広範なサービス業に携わる約400社の購買担当者です。これらの担当者に対して、景況感、新規受注、雇用、仕入価格、仕入担当者による在庫など、10項目に関するアンケート調査を行い、その結果を集計して算出されます。算出された数値が50を上回る場合は景気の拡大を示唆し、50を下回る場合は景気の後退を示唆します。50が景気の拡大と後退の境目となります。この指数は、経済全体の動向を予測する上で、GDP(国内総生産)などの他の経済指標と合わせて分析されることが一般的です。特に、サービス業は雇用への影響も大きいため、ISMサービス業景況指数の変動は、雇用市場の動向や個人消費の活発さとも関連が深く、金融政策を決定する中央銀行(FRB)や、企業経営者、投資家にとって、極めて重要な判断材料となります。例えば、指数が継続して上昇傾向にあれば、経済は好調であり、企業は設備投資や新規採用を増やす可能性が高まります。一方で、指数が低下傾向にあれば、経済の減速や景気後退のリスクが高まっていると判断され、企業はコスト削減や投資抑制を検討する可能性があります。このように、ISMサービス業景況指数は、米国経済のみならず、世界経済の動向を占う上でも注目される指標の一つです。