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ESG

投資
2026-03-01 時点の情報です

ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の頭文字を取った略語で、企業が事業活動を行う上で、これらの3つの観点からの持続可能性や社会的責任を重視する考え方、またはその評価指標のことを指します。投資の文脈では、ESGの要素を考慮した投資をESG投資と呼び、企業の長期的な価値創造やリスク管理能力を評価する上で重要な要素となっています。具体的には、環境面では気候変動対策や資源の有効活用、社会面では人権尊重や労働環境の改善、ダイバーシティの推進、ガバナンス面ではコンプライアンスの徹底や取締役会の監督機能の強化などが評価項目となります。ESGへの取り組みが積極的な企業は、将来的なリスクを低減し、持続的な成長が期待できるとされ、投資家からの関心が高まっています。

📚 関連する用語

信託報酬

信託報酬とは、投資信託の運用・管理にかかる費用として、投資家が投資信託の保有期間中に継続的に支払う報酬のことです。投資信託の運用会社、販売会社、信託銀行といった関係機関に分配されます。信託報酬は、投資信託の純資産総額に対して一定の割合で日々計算され、間接的に投資家の資産から差し引かれるため、投資信託の収益性に影響を与えます。投資家は投資信託を選択する際、信託報酬の料率を確認し、同様の運用戦略を持つ他の投資信託と比較検討することが重要です。

アクティブファンド

アクティブファンドとは、運用の専門家であるファンドマネージャーが、独自の市場見通しや企業調査に基づき、日経平均株価やTOPIXといった特定の市場指数(ベンチマーク)を上回る運用成果を目指す投資信託のことです。 運用手法としては、割安な銘柄を探す「バリュー投資」や、高い成長が見込まれる銘柄に投資する「グロース投資」など、ファンドごとに多様な戦略が取られます。市場指数に連動することを目指す「インデックスファンド(パッシブファンド)」と比較して、銘柄選定や売買に高度な分析と手間を要するため、投資家が負担する信託報酬(管理費用)が相対的に高く設定されるのが一般的です。 近年、コストの低さからインデックス運用が主流となりつつありますが、アクティブファンドは特定のテーマ(DX、ESG、中小型株など)に特化した投資ができる点や、市場が下落傾向にある際にも銘柄選択によって損失を抑えたり、高い収益を狙ったりできる点に独自の価値があります。投資家にとっては、自らの投資方針やリスク許容度に合わせて選択すべき有力な選択肢の一つです。

期待収益率

期待収益率(きたいしゅうえきりつ)とは、ある資産を運用した際に、将来得られることが期待できる収益の平均値のこと。投資家が投資を行うかどうかを判断する際の極めて重要な指標であり、期待リターンとも呼ばれます。算出にあたっては、将来起こりうる複数のシナリオ(好況、不況など)の収益率に、それぞれの発生確率を掛けて合計する「加重平均」の考え方が用いられます。この指標は、現代ポートフォリオ理論や個別銘柄の理論価格を導き出すCAPM(資本資産価格モデル)の根幹をなす概念です。一般的に、期待収益率が高い資産ほどリスク(価格変動の不確実性)も大きくなるという「ハイリスク・ハイリターン」の関係が成立します。企業の財務戦略においても、株主が求める最低限の収益率(自己資本コスト)を把握するために用いられ、投資家と企業の橋渡しをする重要な数値となっています。

信託期間

信託期間(しんたくきかん)とは、投資信託(ファンド)などの信託契約において、信託財産の運用が行われる期間のことです。 投資信託説明書(交付目論見書)に必ず記載されており、この期間が満了することを「満期償還」と呼びます。期間が終了すると、その時点の基準価額で保有口数が換金され、投資家に資金が返還されます。 一般的に、長期的な資産形成を目的としたインデックスファンドなどは、期間を定めない「無期限」の設定となっていることが多いです。一方で、特定のテーマ株や債券運用など、市場環境の変化に合わせた商品では「5年」「10年」といった有期限の設定がなされる場合があります。 なお、信託期間が無期限または期間内であっても、受益権口数(ファンドの規模)が規定の口数を下回るなど運用継続が困難と判断された場合には、期間を短縮して早期に運用を終了する「繰上償還」が行われる可能性があります。