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ダウ・ジョーンズ工業株平均

投資ニュース解説
2026-03-02 時点の情報です

ダウ・ジョーンズ工業株平均(だうじょーんずこうぎょうかぶへいきん)とは、米国を代表する優良企業30銘柄から算出される株価指数のことです。一般的に「NYダウ」や「ダウ平均」と呼ばれ、米国の株式市場全体の動向を示す代表的な指標として世界中で利用されています。算出方法は、選定された30社の株価を合計し、株式分割などの影響を調整する「除数」で割る株価平均方式を採用しています。1896年にチャールズ・ダウによって創設された、世界で最も古い歴史を持つ指標の一つです。構成銘柄は時代の変化に合わせて定期的に入れ替えられ、その時々の米国経済を象徴する企業が選ばれます。米国の景況感だけでなく、日本を含む世界各国の株式市場や経済動向に多大な影響を与えるため、投資家のみならずビジネスパーソンにとっても極めて重要な経済指標の一つです。

📚 関連する用語

繰上償還

繰上償還(くりあげしょうかん)とは、債券や投資信託などが、あらかじめ定められた満期日(償還日)よりも前に償還(返済・換金)されること。「期限前償還」とも呼ばれます。債券においては、発行体が金利低下局面で資金調達コストを削減するために行う場合(コール条項)があり、投資信託においては、解約が増えて純資産総額が減少し、効率的な運用が困難になった際に行われることが一般的です。投資家にとっては、予定していた利息が得られなくなったり、市場環境が悪い中で強制的に資金が返還され損失が確定したりするリスク要因となります。

損出し

損出し(そんだし)とは、保有している株式や投資信託などの金融商品に含み損が生じている際、あえて売却して損失を確定させることで、同一年内に確定させた他の利益と相殺し、納税額を軽減させる投資手法のことです。この手法は「損益通算」という税制度の仕組みを利用した節税対策の一環として広く知られています。通常、投資で得た利益には所得税や住民税が課されますが、損出しによって利益額(課税対象額)を圧縮することで、すでに源泉徴収された税金の還付を受けたり、翌年の納税額を抑えたりすることが可能です。特に12月の年末取引最終日に向けて、個人投資家が翌年への税負担を軽減する目的で一斉に行うことが多く、市場全体の需給や株価形成にも影響を与える要因となります。売却した直後に買い戻すことで、ポートフォリオの構成を維持したまま節税効果を享受する戦略も一般的ですが、NISA口座等の非課税口座では適用できない点や、売買手数料が発生する点には注意が必要です。

有価証券

有価証券(ゆうかしょうけん)とは、それ自体に金銭的な価値があり、譲渡することでその権利を移転させることができる証券のことです。一般的には単に「証券」と呼ばれます。具体的には、株式会社の出資者としての権利を表す「株式」、国や企業が借入を行う際に発行する「債券」、さらには「小切手」や「手形」なども含まれます。金融市場においては主に投資対象となる株式や債券を指すことが多く、これらは企業や政府が投資家から広範囲に資金を調達するための重要な手段となっています。また、証券は取引所などで売買されることで市場価格が形成され、経済の状況を反映する指標としての役割も果たしています。現代では紙の券面を発行しないペーパーレス化(電子化)が進んでおり、証券保管振替機構(ほふり)などを通じた電子的な記録によって管理されるのが一般的です。証券の存在によって、資金の需要者(企業等)と供給者(投資家)が結びつき、効率的な資源配分が行われる仕組みが構築されています。

国策銘柄

政府の重要政策や国家プロジェクトに関連し、その恩恵を強く受けると期待される企業の株式のこと。国が主導して予算投入や法整備、税制優遇を行う分野(デジタル改革、エネルギー政策、防衛など)に属する銘柄を指す。巨額の公的資金が流入するため、業績の安定性や成長性が高く評価されやすく、相場全体のテーマとなりやすい傾向がある。