ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

リース(リース取引)

経営・財務
2026-03-02 時点の情報です

リースとは、企業などが特定の物件(機械設備、車両、OA機器など)を導入する際、リース会社がその物件を代わりに購入し、利用者に比較的長期間にわたって賃貸する取引のことです。正式には「リース取引」と呼ばれます。利用者は一定のリース料を支払うことで、多額の購入資金を一度に用意することなく、必要な設備を事業に使用できるメリットがあります。形式上は物件の賃貸借(レンタル)と似ていますが、経済的実態としては金融(資金調達)としての側面が非常に強く、企業が設備投資を行う際の主要な手段の一つとなっています。一般的に、中途解約が原則不可で物件コストの概ね全額を支払う「ファイナンス・リース」と、物件の残存価値を差し引いて契約する「オペレーティング・リース」の2種類に大別されます。

📚 関連する用語

コスト削減

コスト削減とは、企業が事業活動において発生する支出を意図的に減らすための様々な取り組みを指します。これには、製造コスト、販売管理費、人件費など、事業運営にかかるあらゆる費用を見直すことが含まれます。具体的な施策としては、業務プロセスの効率化による無駄の排除、IT技術の導入による自動化、サプライヤーとの価格交渉による仕入れコストの低減、ペーパーレス化や省エネルギー化による間接費の削減などが挙げられます。コスト削減の目的は、主に企業収益の向上、競争力の強化、そして株主価値の最大化にあります。利益率の改善は、研究開発投資や新規事業への展開、あるいは景気変動への対応力を高めることにもつながります。個人生活においては、家計における固定費(通信費、保険料など)の見直しや、日々の支出管理による節約が、貯蓄や資産形成につながるのと同様の考え方です。就職活動においては、企業がどのようなコスト削減戦略を採っているかを知ることで、その企業の経営戦略や市場における立ち位置、将来的な成長性を分析する手がかりとなります。

バランスシート

バランスシートとは、企業のある一定時点(決算日など)における財政状態を明らかにするために、資産、負債、純資産の3つの要素を一覧にした財務諸表のことです。一般的には「財政状態計算書」とも呼ばれます。左側には企業が保有する「資産」が、右側にはその資産を調達した源泉である「負債」と「純資産」が記載されます。資産の合計額と、負債・純資産の合計額は必ず一致するため、「バランスシート」と呼ばれます。このシートを分析することで、企業の財政的な健全性や、資金調達の構造などを把握することができます。個人投資家や金融機関などが把握するのに役立ちます。就職活動における企業分析や、個人が自身の財産管理を行う際にも参照されることがあります。

損益分岐点

損益分岐点(そんえきぶんきてん)とは、企業の事業活動において売上高と費用の総額が等しくなり、損益がちょうどゼロになる売上規模や販売数量のことです。英語では「Break-even Point」と呼ばれ、BEPと略されます。この分岐点を超えれば利益(黒字)が発生し、下回れば損失(赤字)となります。算出にあたっては、費用を売上の増減に関わらず発生する「固定費」と、売上に比例して増減する「変動費」に分解して計算します。経営分析においては、事業の採算性や安全性を評価するための基本的な指標であり、目標利益を達成するために必要な売上高を逆算したり、コスト削減の目標を設定したりする際に広く活用されます。

キャリアパス

キャリアパス(きゃりあぱす)とは、ある職務や地位に就くまでに必要な業務経験やスキルの順序、およびその道筋のことです。英語の「Career(経歴)」と「Path(道)」を組み合わせた言葉で、企業の人事制度においては、従業員が目指すべき将来像と、そこに至るまでの具体的なルート(異動や昇進の基準)を体系化したものを指します。従来は管理職を目指す単一的なルートが主流でしたが、働き方の多様化に伴い、専門職コースやプロジェクト単位での異動など、複線型のキャリアパスを導入する企業が増加しています。また、個人が自らの職業人生を主体的に設計する際の中長期的な計画を指す場合もあります。