ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

リース(リース取引)

経営・財務
2026-03-02 時点の情報です

リースとは、企業などが特定の物件(機械設備、車両、OA機器など)を導入する際、リース会社がその物件を代わりに購入し、利用者に比較的長期間にわたって賃貸する取引のことです。正式には「リース取引」と呼ばれます。利用者は一定のリース料を支払うことで、多額の購入資金を一度に用意することなく、必要な設備を事業に使用できるメリットがあります。形式上は物件の賃貸借(レンタル)と似ていますが、経済的実態としては金融(資金調達)としての側面が非常に強く、企業が設備投資を行う際の主要な手段の一つとなっています。一般的に、中途解約が原則不可で物件コストの概ね全額を支払う「ファイナンス・リース」と、物件の残存価値を差し引いて契約する「オペレーティング・リース」の2種類に大別されます。

📚 関連する用語

ROE(自己資本利益率)

自己資本利益率(じこしほんりえきりつ)とは、企業が株主から預かった自己資本をいかに効率的に運用して、どれだけの利益を上げたかを判断するための財務指標です。英語の「Return on Equity」の頭文字をとって、一般的に「ROE(あーるおーいー)」という略称で呼ばれます。算出式は「当期純利益 ÷ 自己資本(純資産) × 100」となり、単位はパーセント(%)で表されます。投資家にとって、自分が投じた資金がどれだけ効率的に利益に結びついているかを示す重要な尺度であり、一般的には8%〜10%以上が優良企業の目安とされることが多いです。ただし、借入金を増やして自己資本の割合を減らすことでもROEの数値は上昇するため、負債状況など企業の財務健全性と併せて総合的に判断することが推奨されます。近年では東京証券取引所が上場企業に対し、ROEを意識した経営改善を強く求めており、自社株買いや配当の増額といった株主還元策を通じてROEを高めようとする企業が増えています。

営業利益率

売上高に対する営業利益の割合を示す収益性指標。企業が本業において、売上から売上原価および販売費・一般管理費を差し引いた後に、どの程度の利益を創出できているかを測定する。算出式は「営業利益 ÷ 売上高 × 100」。数値が高いほど、収益力やコスト管理能力、市場における競争優位性が高いと判断される。

NAV

Net Asset Value. 投資信託、特に不動産投資信託(REIT)などが保有する資産の総額から負債総額を差し引いた差額。投資法人の純資産価値を示す指標であり、一般的にNAVが市場価格(基準価額)を上回ることは割安、下回ることは割高と判断されることがある。

IPO(新規公開株)

新規公開株(しんきこうかいかぶ)とは、未上場の企業が、自社の株式を証券取引所に上場し、不特定多数の投資家に対して売買可能にすること。英語の「Initial Public Offering」の略称である「IPO(アイピーオー)」として広く知られています。企業にとっては、金融機関からの借入とは異なり、返済義務のない自己資本を市場から直接調達できるメリットがあります。また、上場により企業の知名度や社会的信用が高まるため、優秀な人材の確保や取引先の拡大にも繋がります。一方で、上場後は株主総会の運営や適時開示(ディスクロージャー)など、経営の透明性と説明責任が強く求められるようになります。投資家にとっては、将来性の高い企業の株式を公開前に取得できる重要な機会となりますが、上場後の株価変動リスクも伴います。