ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

約定(やくじょう)

投資
2026-03-02 時点の情報です

約定(やくじょう)とは、金融商品の売買取引において、買い手と売り手の条件が合致し、取引が成立することを指します。一般的には「契約を結ぶこと」を意味しますが、証券取引やFX等の金融実務においては、投資家が発注した注文が市場で執行され、売買が確定した状態を指す用語として定着しています。注文を出した時点ではまだ取引は完了しておらず、約定して初めて売買価格(約定価格)や権利・義務が確定します。また、約定した日を「約定日」、実際に代金の精算と商品の引き渡しが行われる日を「受渡日(決済日)」と呼び、金融商品ごとにその間隔が定められています。投資信託のように、注文を出した当日ではなく翌営業日以降に約定する商品もあるため、市場変動のリスクを考慮する上で、約定の仕組みを正しく理解することは不可欠です。

📚 関連する用語

不動産投資信託

REIT(リート)とは、Real Estate Investment Trustの略称で、日本語では「不動産投資信託」と呼ばれます。投資家から集められた資金をもとに、オフィスビル、商業施設、マンション、物流施設、ホテルなどの不動産に投資・運用を行い、そこから得られる賃料収入や売買益などを投資家に分配する金融商品です。REITは上場されているものが多く、株式と同様に証券取引所で売買できるため、「不動産版の株式」とも言われます。少額から大規模な不動産に投資できるのが特徴で、分散投資やインカムゲイン(分配金)獲得を目的とした投資手法として利用されます。不動産市況、金利動向、テナントの稼働状況などによって収益が変動するリスクがあります。

日経平均株価

日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)とは、日本経済新聞社が算出する、東京証券取引所(東証)プライム市場に上場している約225社の株価を総合的に見て算出される株価指数のことです。日本経済の動向を把握する上で重要な指標であり、株式市場の代表的な指標として広く利用されています。算出方法としては、構成銘柄の株価を基に、様々な補正を加えた上で平均値を計算しています。この指数は、日本経済全体のパフォーマンスを測る一つのバロメーターとして、投資家だけでなく、経済関係者や一般の人々にも注目されています。

空売り(ショート)

空売り(からうり)とは、投資家が証券会社等から有価証券を借りて売り、後日買い戻して返却する取引手法のことです。英語では「ショート(short)」と呼ばれます。通常、投資は安く買って高く売ることで利益を得ますが、空売りは「高い時に売り、安くなってから買い戻す」ことで、株価の下落局面でも利益を狙えるのが最大の特徴です。この仕組みは主に「信用取引」制度を利用して行われます。市場においては、割高な銘柄を適正価格へ引き下げる流動性の提供や、価格発見機能としての重要な役割を果たしています。一方で、株価が予想に反して上昇し続けた場合、損失が理論上無限大になる可能性があるため、リスク管理が極めて重要な高度な運用手法とされています。機関投資家がヘッジ(リスク回避)目的で利用することも多く、市場の需給バランスに大きな影響を与えます。

反落

相場用語。上昇傾向にあった株式・為替・商品などの価格が、一転して下落すること。主に、相場の過熱感による利益確定売りの増加や、新たな悪材料の出現などをきっかけとして発生する。上昇分の一部を打ち消す程度の下げを指すことが多く、その後再び上昇に転じるか、下落トレンドが継続するかの分岐点として注目される。