ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

M&A

経営・財務
2026-03-01 時点の情報です

M&A(エムアンドエー)とは、「Mergers and Acquisitions」の略語で、日本語では「合併・買収」と訳されます。これは、企業が他の企業と合併したり、他の企業を買収したりすること全般を指す言葉です。企業が事業規模の拡大、競争力の強化、新技術やノウハウの獲得、事業承継問題の解決などを目的として行う戦略的な手法の一つです。合併は、複数の企業が一つになることで、買収は、ある企業が他の企業の株式を取得して支配権を得ることで、それぞれ異なる手続きや形態をとります。M&Aは、単に企業が大きくなるだけでなく、経済全体の効率性を高め、イノベーションを促進する役割も担っています。

📚 関連する用語

負債

負債(ふさい)とは、企業や個人が将来的に他者に対して金銭や財貨、サービスなどを支払う義務のことです。会計学においては、貸借対照表(バランスシート)の貸方(右側)に記載される項目であり、銀行からの借入金、買掛金、社債、退職給付引当金などがこれに該当します。 負債は返済期限の長さによって、決算日の翌日から1年以内に支払期限が到来する「流動負債」と、1年を超えて支払う「固定負債」の2つに大別されます。一般的に「借金」という言葉にはネガティブな印象が伴いますが、企業経営において負債は、自己資金以上の投資を行い事業成長を加速させるための「レバレッジ(てこ)」としての役割も果たします。ただし、過度な負債は財務の安定性を損ない、倒産リスクを高める要因ともなるため、自己資本とのバランス(自己資本比率)や、利益に対する返済能力などの指標を用いて健全性を判断することが重要です。

資金調達

資金調達(しきんちょうたつ)とは、企業や組織が事業活動を維持・拡大するために必要な資金を外部や内部から集める行為のことです。英語では「Financing(ファイナンス)」と呼ばれます。 主な手段として、銀行借入や社債発行による「デット・ファイナンス(負債)」、新株発行による「エクイティ・ファイナンス(資本)」、保有資産の売却や証券化による「アセット・ファイナンス」の3種類が挙げられます。 調達した資金は、設備投資や研究開発費、日々の運転資金などに充てられます。適切な資金調達は企業の成長スピードや経営の安定性を左右するため、財務戦略の中核を担う重要な活動です。

損益計算書(P/S)

損益計算書(そんえきけいさんしょ)とは、企業のある一定期間(通常は1年間)における収益と費用の発生状況をまとめ、その期間の経営成績を明らかにするための財務諸表の一つです。英語では「Profit and Loss Statement」といい、一般的に「P/L(ピーエル)」と略されます。売上高から売上原価や販売管理費、税金などを順に差し引くことで、段階的に5つの利益(売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益)を算出します。貸借対照表(B/S)が特定の時点での企業の財政状態を示す「静止画」のような役割を持つのに対し、損益計算書は一定期間の活動の積み重ねを示す「動画」のような役割を果たします。投資家が企業の収益力を評価する際や、銀行が融資の判断をする際、あるいは経営者がコスト削減の必要性を検討する際の基礎となる、ビジネスにおける極めて重要な書類です。

リース(リース取引)

リースとは、企業などが特定の物件(機械設備、車両、OA機器など)を導入する際、リース会社がその物件を代わりに購入し、利用者に比較的長期間にわたって賃貸する取引のことです。正式には「リース取引」と呼ばれます。利用者は一定のリース料を支払うことで、多額の購入資金を一度に用意することなく、必要な設備を事業に使用できるメリットがあります。形式上は物件の賃貸借(レンタル)と似ていますが、経済的実態としては金融(資金調達)としての側面が非常に強く、企業が設備投資を行う際の主要な手段の一つとなっています。一般的に、中途解約が原則不可で物件コストの概ね全額を支払う「ファイナンス・リース」と、物件の残存価値を差し引いて契約する「オペレーティング・リース」の2種類に大別されます。