ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

PER

投資
2026-03-02 時点の情報です

株価収益率(かぶかしゅうえきりつ)とは、現在の株価が1株当たり純利益(EPS)の何倍まで買われているかを示す投資指標のこと。英語表記の「Price Earnings Ratio」の頭文字をとってPER(ピーイーアール)とも呼ばれます。計算式は「株価÷1株当たり純利益」で算出され、一般的にこの数値が低いほど株価は利益に対して割安、高いほど割高と判断されます。ただし、将来の急成長が期待される新興企業などは投資家からの人気が集まり、PERが平均よりも高くなる傾向があります。そのため、投資判断を行う際は単純な数値の大小だけでなく、同業他社との比較や、その企業の過去の数値推移と照らし合わせて分析することが重要です。

📚 関連する用語

NFT(非代替性トークン)

非代替性トークン(ひだいたいせいとーくん)とは、ブロックチェーン技術を用いて、デジタルデータに対して「唯一無二」であることを証明する鑑定書や所有証明書の機能を付与したデジタル資産のこと。英語の「Non-Fungible Token」の頭文字をとって、一般的に「NFT」と呼ばれます。従来、画像や動画などのデジタルデータは容易にコピーが可能であり、オリジナルを証明することが困難でしたが、NFTは改ざんが極めて困難な分散型台帳に所有者情報を記録することで、デジタル資産に固有の価値を持たせることが可能になりました。主な活用事例として、デジタルアート、オンラインゲームのアイテム、電子チケット、不動産の権利証明などが挙げられます。また、プログラミングによって二次流通(転売)が行われた際、売上の一部を元の制作者に還元する「ロイヤリティ」の仕組みを構築できる点も大きな特徴であり、クリエイターの新たな収益源としても期待されています。

裁定取引(アービトラージ)

裁定取引(さいていとりひき)とは、同一の価値を持つ商品や資産に一時的な価格差が生じた際、割安な方を買い、同時に割高な方を売ることで、金利差や価格差からリスクを最小限に抑えつつ利益(サヤ)を得る取引手法のことです。英語で「アービトラージ」と呼ばれ、略して「裁定」とも称されます。株式、債券、為替、先物などの金融市場で広く行われており、理論上の価格と実際の市場価格の乖離(歪み)を利用します。裁定取引が活発に行われることで、結果として市場全体の価格差が縮小し、適正な価格形成が促されるという市場の効率性を高める機能も有しています。近年では、アルゴリズムを用いた高速なコンピュータ取引によって、コンマ数秒単位の僅かな歪みを捉える手法が一般的となっています。

成長株

成長株(せいちょうかぶ)とは、将来的に収益や利益が市場平均を上回るペースで増加すると期待される企業の株式のことです。一般的に、配当よりも企業成長による株価の上昇が期待されます。成長株は、その高い成長ポテンシャルから、将来的な大きなリターンをもたらす可能性がある一方で、その成長期待が株価に織り込まれているため、市場平均を上回る変動(ボラティリティ)を示すこともあります。投資家は、企業の事業内容、競合優位性、経営戦略、市場環境などを分析し、その成長性を評価した上で投資判断を行います。特に、IT、バイオテクノロジー、再生可能エネルギーなどの分野には、成長株として注目される企業が多く見られます。

元本保証

元本保証(がんぽんほしょう)とは、金融商品の購入や預金において、預け入れた当初の金額(元本)が減らないことを発行者や金融機関が約束することを指す。主に銀行の普通預金や定期預金などがこれに該当し、日本国内では預金保険制度(ペイオフ)によって、万が一金融機関が破綻した場合でも、1預金者につき1金融機関ごとに合算して元本1,000万円までとその利息が保護される。対義語として、運用成果によって元本を下回る可能性を「元本割れ」と呼ぶ。株式や投資信託、外貨預金などは原則として元本保証がないため、投資家はリスクを考慮した上で資産運用を行う必要がある。なお、金融商品取引法等により、適切な裏付けなしに「元本保証」を謳って勧誘することは厳しく制限されている。