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目論見書

投資
2026-03-02 時点の情報です

目論見書(もくろみしょ)とは、有価証券の募集や売出しに際して、投資家に対してその内容を説明するために作成される文書のことです。投資信託(ファンド)においては、運用の目的や方針、投資リスク、信託報酬などの各種手数料、税金に関する事項、過去の運用実績などが詳細に記載されています。主に、投資家に必ず交付される「交付目論見書」と、投資家からの請求に応じて交付される「請求目論見書」の2種類があります。金融商品取引法によって作成が義務付けられており、投資家保護の観点から極めて重要な役割を果たします。近年ではペーパーレス化が進み、証券会社のウェブサイト等でPDF形式として閲覧することが一般的です。資産運用を行う際には、目論見書を精査し、その商品の特性やコストを十分に納得した上で投資判断を行うことが求められます。

📚 関連する用語

NFT(非代替性トークン)

非代替性トークン(ひだいたいせいとーくん)とは、ブロックチェーン技術を用いて、デジタルデータに対して「唯一無二」であることを証明する鑑定書や所有証明書の機能を付与したデジタル資産のこと。英語の「Non-Fungible Token」の頭文字をとって、一般的に「NFT」と呼ばれます。従来、画像や動画などのデジタルデータは容易にコピーが可能であり、オリジナルを証明することが困難でしたが、NFTは改ざんが極めて困難な分散型台帳に所有者情報を記録することで、デジタル資産に固有の価値を持たせることが可能になりました。主な活用事例として、デジタルアート、オンラインゲームのアイテム、電子チケット、不動産の権利証明などが挙げられます。また、プログラミングによって二次流通(転売)が行われた際、売上の一部を元の制作者に還元する「ロイヤリティ」の仕組みを構築できる点も大きな特徴であり、クリエイターの新たな収益源としても期待されています。

クラウドファンディング

クラウドファンディングとは、インターネットのプラットフォームを介して、不特定多数の人々(Crowd)から資金調達(Funding)を行う仕組みのことです。略して「クラファン」とも呼ばれます。主に、新商品の開発、映画制作、災害支援、スタートアップ企業の設立など、多岐にわたる目的で利用されます。仕組みは大きく分けて、支援者が対価として商品やサービスを受け取る「購入型」、金銭的見返りを求めない「寄付型」、未公開株や金銭的リターンを得る「投資型(株式型・融資型)」などに分類されます。従来の金融機関からの融資に比べ、プロジェクト実行者の情熱やアイデアへの「共感」が重視される点が特徴です。企業にとっては、市場の反応を発売前に確認できるテストマーケティングの場としての側面も持ち、現代のビジネスシーンにおける重要な資金調達およびプロモーション手段となっています。

リターン

リターンとは、投資や経済活動を行った結果として得られる収益、または損益のこと。一般的には「見返り」や「戻り」を意味する英単語(Return)だが、金融分野では「投資収益」や「投資収益率」を指す用語として用いられる。 投資におけるリターンは主に2つの要素から構成される。一つは、株式の配当金や債券の利子、不動産の家賃収入など、資産を保有しているだけで継続的に得られる「インカムゲイン」。もう一つは、購入価格と売却価格の差によって生じる売買差益である「キャピタルゲイン」である。これらを合計した総合的な収益を「トータルリターン」と呼ぶこともある。 また、リターンは必ずしもプラス(利益)だけを意味するものではなく、投資元本を割り込んだ場合は「マイナスのリターン(損失)」と表現される。投資の世界には「リスクとリターンはトレードオフの関係にある」という原則があり、高いリターンを期待すればするほど、損失を被る可能性(リスク)も高まる傾向がある。 ビジネスシーンにおいては、プロジェクトや施策に対する費用対効果(ROI:Return On Investment)の文脈で使われるほか、人材育成や自己研鑽における成果を指して用いられることもある。

アクティブファンド

アクティブファンドとは、運用の専門家であるファンドマネージャーが、独自の市場見通しや企業調査に基づき、日経平均株価やTOPIXといった特定の市場指数(ベンチマーク)を上回る運用成果を目指す投資信託のことです。 運用手法としては、割安な銘柄を探す「バリュー投資」や、高い成長が見込まれる銘柄に投資する「グロース投資」など、ファンドごとに多様な戦略が取られます。市場指数に連動することを目指す「インデックスファンド(パッシブファンド)」と比較して、銘柄選定や売買に高度な分析と手間を要するため、投資家が負担する信託報酬(管理費用)が相対的に高く設定されるのが一般的です。 近年、コストの低さからインデックス運用が主流となりつつありますが、アクティブファンドは特定のテーマ(DX、ESG、中小型株など)に特化した投資ができる点や、市場が下落傾向にある際にも銘柄選択によって損失を抑えたり、高い収益を狙ったりできる点に独自の価値があります。投資家にとっては、自らの投資方針やリスク許容度に合わせて選択すべき有力な選択肢の一つです。