ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

スクリーニング

投資
2026-03-10 時点の情報です

多数の対象から特定の条件に基づいて適合するものを抽出・選別する手法。金融・投資分野においては、上場企業の中から株価指標(PER、PBR)、財務状況(自己資本比率)、配当政策などの数値を基準にして、自身の投資戦略に合致する銘柄を絞り込む作業を指す。膨大な市場データから効率的に有望な投資対象を特定するために用いられる。

📚 関連する用語

損出し

損出し(そんだし)とは、保有している株式や投資信託などの金融商品に含み損が生じている際、あえて売却して損失を確定させることで、同一年内に確定させた他の利益と相殺し、納税額を軽減させる投資手法のことです。この手法は「損益通算」という税制度の仕組みを利用した節税対策の一環として広く知られています。通常、投資で得た利益には所得税や住民税が課されますが、損出しによって利益額(課税対象額)を圧縮することで、すでに源泉徴収された税金の還付を受けたり、翌年の納税額を抑えたりすることが可能です。特に12月の年末取引最終日に向けて、個人投資家が翌年への税負担を軽減する目的で一斉に行うことが多く、市場全体の需給や株価形成にも影響を与える要因となります。売却した直後に買い戻すことで、ポートフォリオの構成を維持したまま節税効果を享受する戦略も一般的ですが、NISA口座等の非課税口座では適用できない点や、売買手数料が発生する点には注意が必要です。

償還価額

償還価額(しょうかんかがく)とは、債券や投資信託の償還期限(満期)が到来した際、保有者に払い戻される1口あたりの金額のことです。一般的に国債や社債などの債券の場合、発行時に定められた額面金額(通常は額面100円につき100円)で償還されますが、割引債や特殊な条項が付いた債券では異なる場合があります。一方、投資信託においては、信託期間終了時点での基準価額がそのまま償還価額となります。したがって、投資信託の場合は市場環境や運用実績によって価格が変動するため、投資元本を上回る利益が出る場合もあれば、元本割れを起こす場合もあります。また、発行体(企業や国)の都合により、満期日より前に償還(期限前償還)されるケースもありますが、その際の価格についても発行要項等であらかじめ定められています。

ベンチャーキャピタル

ベンチャーキャピタルとは、高い成長が見込まれる未上場企業(スタートアップ)に対して、株式を取得する形で資金を供給する投資会社、またはその手法のことです。略称として「VC」とも呼ばれます。ベンチャーキャピタルは、独自の技術や斬新なビジネスモデルを持ちながらも、実績不足や担保不足により銀行融資が受けにくい企業に対し、将来性を見込んでリスクを取った資本提供を行います。単なる資金提供にとどまらず、投資先の取締役に就任したり経営ノウハウを伝授したり、提携先を紹介したりする「ハンズオン」と呼ばれる経営支援を行う点が大きな特徴です。投資の回収(エグジット)は、投資先企業が株式公開(IPO)を行ったり、他社に買収(M&A)されたりする際に行われ、保有する株式を売却することでキャピタルゲイン(売却益)を得ることを目的としています。新しい産業の育成やイノベーションの促進において、経済の重要な役割を担っています。

有価証券

有価証券(ゆうかしょうけん)とは、それ自体に金銭的な価値があり、譲渡することでその権利を移転させることができる証券のことです。一般的には単に「証券」と呼ばれます。具体的には、株式会社の出資者としての権利を表す「株式」、国や企業が借入を行う際に発行する「債券」、さらには「小切手」や「手形」なども含まれます。金融市場においては主に投資対象となる株式や債券を指すことが多く、これらは企業や政府が投資家から広範囲に資金を調達するための重要な手段となっています。また、証券は取引所などで売買されることで市場価格が形成され、経済の状況を反映する指標としての役割も果たしています。現代では紙の券面を発行しないペーパーレス化(電子化)が進んでおり、証券保管振替機構(ほふり)などを通じた電子的な記録によって管理されるのが一般的です。証券の存在によって、資金の需要者(企業等)と供給者(投資家)が結びつき、効率的な資源配分が行われる仕組みが構築されています。