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国際インターバンク市場
国際インターバンク市場(こくさいいんたーばんくしじょう)とは、金融機関同士が短期的な資金を相互に融通し合う市場のことです。インターバンク市場は、中央銀行(日本においては日本銀行)と金融機関との間で行われる取引市場と、金融機関同士の間で行われる取引市場に大別されますが、このうち金融機関同士が行う市場を指します。金融機関は、日々の業務において資金の過不足が生じることがありますが、インターバンク市場を通じて、余剰資金を運用したり、不足資金を調達したりすることで、効率的な資金運営を行っています。インターバンク市場は、金融政策の効果を金融システム全体に浸透させる重要な役割も担っています。中央銀行が政策金利を操作すると、インターバンク市場の金利が変動し、それが他の金融機関の金利にも影響を与え、最終的には企業や個人の経済活動にも影響を及ぼします。
日本銀行政策委員会審議委員
日本銀行政策委員会審議委員(にっぽんぎんこうせいさくいいんかいしんぎいいん)とは、日本銀行の最高意思決定機関である「政策委員会」を構成するメンバーのうち、総裁および2名の副総裁を除く6名の民間有識者のことです。一般的には「日銀審議委員」と略されます。日本銀行法に基づき、衆参両議院の同意を得て内閣によって任命され、任期は5年です。主な任務は、年8回開催される「金融政策決定会合」に出席し、政策金利の操作や資産買い入れ方針などの重要な事項について議論・採決を行うことです。審議委員は、経済学の専門家や金融実務家、事業会社の経営者など、多様なバックグラウンドを持つ有識者から選出されます。総裁・副総裁を含めた合計9名のメンバーはそれぞれ対等に1票の議決権を持っており、その多数決によって日本の金融政策が決定されるため、各委員が景気に対してどのような見解(強気なタカ派、あるいは慎重なハト派など)を持っているかは、金融市場や為替相場に極めて大きな影響を与えます。
政策金利の正常化
中央銀行が、景気刺激のために実施してきた超低金利政策やマイナス金利政策を解除し、金利水準を経済の実態に見合った本来の状態へ戻すこと。デフレ脱却や物価安定の目標達成を背景に行われる。日本においては、日本銀行が長期間継続してきた異次元の金融緩和を修正し、短期金利の誘導目標を引き上げる一連のプロセスを指す。借入コストの上昇、預金金利の改善、為替レートの変動など、実体経済および金融市場に広範な影響を及ぼす。
イールドカーブ・コントロール
イールドカーブ・コントロール(いーるどかーぶこんとろーる)とは、中央銀行が短期金利だけでなく長期金利(主に10年物国債利回り)にも目標水準を設け、その水準を維持するように国債の売買を行う金融政策のことです。日本語では「長短金利操作(ちょうたんきんりそうさ)」と呼ばれ、略称は「YCC」です。通常、長期金利は市場の需要と供給によって決定されますが、中央銀行が「指定した利回りで国債を無制限に買い入れる(指値オペ)」などの手段を用いることで、金利の上昇を人為的に抑制します。これにより、イールドカーブ(利回り曲線)全体を低位に安定させ、企業や家計の資金調達コストを下げることで経済活動を活性化させる狙いがあります。日本では日本銀行が2016年に導入しましたが、市場機能の低下や為替への影響といった副作用も議論されています。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典