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解約返戻金
解約返戻金(かいやくへんれいきん)とは、生命保険や損害保険の契約を途中で解約した際に、保険契約者に対して払い戻されるお金のことです。保険会社は契約者から預かった保険料の一部を将来の保険金支払いに備えて積み立てており、解約時にはその積立金から、契約締結に必要な諸経費や解約手数料などを差し引いた金額が返金されます。一般的に、終身保険や養老保険、学資保険などの「貯蓄性」のある保険で発生し、定期保険のような「掛け捨て型」ではほとんどないか、あっても極めて少額です。また、加入期間が短い場合は払い込んだ保険料の総額を大幅に下回る「元本割れ」の状態になることが多く、解約のタイミングには注意が必要です。近年では、解約返戻金をあえて低く設定することで月々の保険料を抑えた「低解約返戻金型」の商品も普及しており、個人のライフステージや資金計画に合わせた適切な選択が求められます。
金融機関
金融機関(きんゆうきかん)とは、資金の貸し借りや仲介、決済などの金融取引を行う組織の総称です。主に、預金を受け入れて貸付を行う「銀行」、株式や債券の売買を仲介する「証券会社」、リスクに対して保険料を集めて保障を提供する「保険会社」などが含まれます。 狭義には預金を取り扱う銀行や信用金庫などを指すこともありますが、広義にはノンバンク(貸金業者)や公的金融機関も含みます。経済活動において、資金余剰部門(家計など)から資金不足部門(企業など)へ資金を融通する「金融仲介機能」を担っており、経済の血液であるお金を循環させる重要な社会的インフラとしての役割を果たしています。
住宅ローン
住宅ローン(じゅうたくろーん)とは、個人が自ら居住するための住宅の購入、建築、または増改築を目的として、銀行や信用金庫、労働金庫などの金融機関から融資を受ける仕組みのことです。一般的に借入期間が最長35年など非常に長期にわたることが特徴で、対象となる不動産に対して金融機関が「抵当権」を設定します。これにより、万が一返済が滞った場合には物件を競売にかけて回収する権利が担保されます。金利タイプには、市場の動向に合わせて金利が見直される「変動金利型」や、一定期間または全期間の金利が変わらない「固定金利型」があり、選択肢によって返済計画のリスクとメリットが異なります。また、税制面では「住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)」が設けられており、年末のローン残高に応じて所得税等から一定額を控除できるなど、国の持ち家政策とも深く関わっています。
元本
元本(がんぽん)とは、利子や配当、地代などの収益を生み出す源となる財産、あるいは借入金の元となる金銭のことです。預貯金においては預け入れた金額そのものを指し、金銭の貸借においては「元金(がんきん)」とも呼ばれます。株式や投資信託などの投資商品においては、当初に投資した金額(元手)を意味します。運用の結果、現在の資産価値が投資した元本を下回る状態になることを「元本割れ」と言い、金融商品のリスク許容度を測る上で最も重要な基準となります。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典