📚 関連する用語
ステーブルコイン
ステーブルコイン:米ドルや日本円などの法定通貨、あるいは金などの特定資産と価格を連動させることで、価格の安定を図るように設計された暗号資産。発行体が裏付けとなる資産を保有するタイプや、アルゴリズムによって供給量を調節するタイプがある。決済の効率化や送金コストの削減を目的として、金融機関やIT企業による実用化が進められている。
信託財産
信託財産(しんたくざいさん)とは、信託設定の目的に従い、委託者から受託者に移転し管理・運用される特定の財産のことです。金銭、有価証券、不動産、知的財産権などが対象となります。信託法により、受託者自身の固有財産とは明確に区別して管理(分別管理)することが義務付けられています。最大の特徴は「倒産隔離機能」であり、受託者(信託銀行など)が万が一破綻した場合でも、信託財産は債権者による差し押さえの対象とならず、受益者の権利が保護される仕組みになっています。投資信託の運用資産や年金基金、不動産の証券化(REIT)など、幅広い金融商品の安全性を担保する法的基盤となっています。
解約返戻金
解約返戻金(かいやくへんれいきん)とは、生命保険や損害保険の契約を途中で解約した際に、保険契約者に対して払い戻されるお金のことです。保険会社は契約者から預かった保険料の一部を将来の保険金支払いに備えて積み立てており、解約時にはその積立金から、契約締結に必要な諸経費や解約手数料などを差し引いた金額が返金されます。一般的に、終身保険や養老保険、学資保険などの「貯蓄性」のある保険で発生し、定期保険のような「掛け捨て型」ではほとんどないか、あっても極めて少額です。また、加入期間が短い場合は払い込んだ保険料の総額を大幅に下回る「元本割れ」の状態になることが多く、解約のタイミングには注意が必要です。近年では、解約返戻金をあえて低く設定することで月々の保険料を抑えた「低解約返戻金型」の商品も普及しており、個人のライフステージや資金計画に合わせた適切な選択が求められます。
キャッシュレス決済
キャッシュレス決済(きゃっしゅれすけっさい)とは、紙幣や硬貨といった物理的な現金を使用せずに、電子的な手段で代金の支払いを行う決済方法の総称です。代表的な手段には、クレジットカード、デビットカード、交通系ICカードなどの電子マネー、スマートフォンを用いたQRコード決済やバーコード決済があります。支払いのタイミングにより、事前にチャージを行う「プリペイド(前払い)」、銀行口座から即時に引き落とされる「リアルタイムペイ(即時払い)」、後日まとめて支払う「ポストペイ(後払い)」の3つの形式に大別されます。利用者にとっては会計の利便性向上やポイント還元、紛失リスクの低減といったメリットがあり、事業者側にとってはレジ業務の効率化、売上データの管理、インバウンド需要への対応といった利点があります。社会全体では、現金の輸送・管理コストの削減や、決済データの活用による新たなビジネスの創出が期待されています。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典