ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

トリプル安

経済
2026-03-09 時点の情報です

証券市場において、株式相場、債券相場、そして為替相場(自国通貨)の3つの指標が同時に下落する現象。一般に、その国の経済的信用や成長性に対する不透明感が強まった際に発生しやすく、資本流出の加速や輸入物価の上昇を伴うことが多い。

📚 関連する用語

円高

円高(えんだか)とは、外国通貨に対する日本円の価値が相対的に上昇することを指します。例えば、1ドル150円だった為替レートが1ドル130円になった場合、以前よりも少ない円で1ドルと交換できるようになったため、円の価値が上がった(円高になった)と言えます。 円高は、輸出企業にとっては不利に働くことがあります。海外で日本の製品を販売する際、価格競争力が低下し、売上が減少する可能性があるためです。一方で、輸入企業にとっては有利に働きます。海外からの製品を安く仕入れることができるため、利益率の向上が期待できます。 また、円高は、海外旅行や海外投資を行う個人にとっても影響があります。海外旅行の場合、現地での買い物やサービスが割安になり、旅行費用を抑えることができます。海外投資の場合、外貨建て資産を円に換算する際に、より多くの円を受け取ることができるため、為替差益を得る可能性があります。ただし、円安に転じた場合は、為替差損が発生するリスクもあります。 円高の背景には、様々な要因が考えられます。例えば、日本の経済状況や金融政策、海外の経済状況や政治情勢などが影響を与えることがあります。円高は、日本経済全体に大きな影響を与えるため、政府や日本銀行は、為替市場の動向を注視し、必要に応じて介入を行うことがあります。

再生可能エネルギー

再生可能エネルギー(さいせいかのうえねるぎー)とは、太陽光、風力、地熱、中小水力、バイオマスなど、自然界に常に存在し、繰り返し利用しても枯渇しないエネルギー資源の総称です。石油や石炭などの化石燃料と異なり、発電時や熱利用時に温室効果ガス(CO2)を排出しない(または増やさない)ため、クリーンエネルギーとも呼ばれます。略して「再エネ」と呼ばれることが一般的です。 2050年のカーボンニュートラル(脱炭素社会)実現に向けた主力電源として重要視されており、固定価格買取制度(FIT)やFIP制度などを通じて導入が促進されています。エネルギー安全保障の観点からも、国産エネルギー比率を高める手段として期待されています。一方で、天候に左右されやすく発電量が不安定である点や、送電網への接続容量、発電コストなどが課題とされていますが、蓄電池技術の向上や市場規模の拡大により、これらの課題解決と経済合理性の両立が進められています。

財務長官

財務長官(ざいむちょうかん)とは、主にアメリカ合衆国等の海外政府における財務省の長(Secretary of the Treasury)を指す日本語訳です。日本の「財務大臣」に相当する役職であり、国家の財政管理、国債の発行、税制の企画・立案、通貨の造幣などを統括します。特にアメリカの財務長官は、基軸通貨であるドルの政策決定権(為替介入の判断など)を持つため、その発言や動向はニューヨーク市場だけでなく、東京市場を含む世界中の株式・為替市場に多大な影響を与えます。金融政策を司るFRB(連邦準備制度理事会)議長と共に、世界経済の最重要人物の一人とされています。

ISMサービス業景況指数

ISMサービス業景況指数(ISMサービスぎょうけいきょうしすう)とは、米国のISM(サプライマネジメント協会)が毎月発表する、非製造業(サービス業)の景況感を示す経済指標です。正式名称は「ISM Non-Manufacturing Index(ISM非製造業景気指数)」であり、略称として「ISMサービス業景況指数」や「サービス業PMI」とも呼ばれます。この指数は、米国の経済活動の約8割を占めるとされるサービス部門の動向を把握するために重要視されています。調査対象は、小売業、運輸業、建設業、金融業、情報通信業など、広範なサービス業に携わる約400社の購買担当者です。これらの担当者に対して、景況感、新規受注、雇用、仕入価格、仕入担当者による在庫など、10項目に関するアンケート調査を行い、その結果を集計して算出されます。算出された数値が50を上回る場合は景気の拡大を示唆し、50を下回る場合は景気の後退を示唆します。50が景気の拡大と後退の境目となります。この指数は、経済全体の動向を予測する上で、GDP(国内総生産)などの他の経済指標と合わせて分析されることが一般的です。特に、サービス業は雇用への影響も大きいため、ISMサービス業景況指数の変動は、雇用市場の動向や個人消費の活発さとも関連が深く、金融政策を決定する中央銀行(FRB)や、企業経営者、投資家にとって、極めて重要な判断材料となります。例えば、指数が継続して上昇傾向にあれば、経済は好調であり、企業は設備投資や新規採用を増やす可能性が高まります。一方で、指数が低下傾向にあれば、経済の減速や景気後退のリスクが高まっていると判断され、企業はコスト削減や投資抑制を検討する可能性があります。このように、ISMサービス業景況指数は、米国経済のみならず、世界経済の動向を占う上でも注目される指標の一つです。