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ドル・コスト平均法

投資
2026-03-02 時点の情報です

アベレージ・コスト(あべれーじこすと)とは、特定の投資商品(株式投資信託など)を複数回にわたって購入した際の、1単位あたりの平均取得価格のことです。「平均取得単価」や「平均取得コスト」とも呼ばれます。投資において自身の正確な損益状況を把握するための最も基礎的な指標の一つです。例えば、1株1,000円の時に10株、その後1株800円の時に10株購入した場合、合計20株を18,000円で取得したことになり、アベレージ・コストは900円となります。この数値が現在の市場価格を下回っていれば利益が出ている状態、上回っていれば損失が出ている状態と判断します。資産運用における「ドル・コスト平均法」は、時間を分散して購入することでこのアベレージ・コストを平準化し、高値掴みのリスクを軽減することを目的とした手法です。

📚 関連する用語

ファンドマネージャー

ファンドマネージャーとは、投資家から預かった資産(ファンド)の運用において、具体的な投資銘柄の選定や売買のタイミング、資産配分の決定を行う専門職のことです。主な所属先は投資信託委託会社(アセットマネジメント会社)や生命保険会社、信託銀行などの機関投資家です。業務内容は、マクロ経済や市場動向の分析から、個別企業への調査・取材、リスク管理に基づいたポートフォリオ(資産の組み合わせ)の構築まで多岐にわたります。運用手法には、日経平均株価などの指数(ベンチマーク)への連動を目指す「パッシブ運用」と、市場平均を上回る収益を目指す「アクティブ運用」があり、特にアクティブ運用においてその手腕が試されます。高度な金融知識と投資判断能力が求められ、その運用成果は投資家の利益や投資信託の基準価額に直接反映されるため、極めて専門性と責任感の強い職業として位置付けられています。

成長株

成長株(せいちょうかぶ)とは、将来的に収益や利益が市場平均を上回るペースで増加すると期待される企業の株式のことです。一般的に、配当よりも企業成長による株価の上昇が期待されます。成長株は、その高い成長ポテンシャルから、将来的な大きなリターンをもたらす可能性がある一方で、その成長期待が株価に織り込まれているため、市場平均を上回る変動(ボラティリティ)を示すこともあります。投資家は、企業の事業内容、競合優位性、経営戦略、市場環境などを分析し、その成長性を評価した上で投資判断を行います。特に、IT、バイオテクノロジー、再生可能エネルギーなどの分野には、成長株として注目される企業が多く見られます。

定率売却

保有する金融資産(主に投資信託など)を、あらかじめ決めた一定の割合で定期的に売却する手法。資産残高に応じて売却額が変動するため、相場下落時に過度な口数を売却することを防ぎ、資産寿命を延ばす効果があるとされる。定額売却と比較して、長期的な資産維持に適した出口戦略のひとつ。

コア・サテライト戦略

コア・サテライト戦略とは、保有する資産を「コア(中核)」と「サテライト(衛星)」の2つのグループに分けて運用する手法のことです。資産の大部分(概ね70〜90%程度)をコアとして、長期・積立・分散による安定的な運用に充て、残りの少部分(10〜30%程度)をサテライトとして、高いリターンが期待できる積極的な投資に充てます。コア部分では市場平均に連動するインデックスファンドや債券などが選ばれ、サテライト部分では個別銘柄の株式、新興国市場への投資、アクティブファンドなどが活用されます。この戦略の最大のメリットは、資産全体の大きな損失リスクを抑えつつ、市場平均を上回る利益の獲得を目指せる点にあります。個人投資家においては、NISA(少額投資非課税制度)を活用してつみたて投資枠をコアに、成長投資枠の一部をサテライトにするなど、ポートフォリオのバランスを最適化する際の基本的なフレームワークとして広く活用されています。