ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

マイクロクレジット

金融
2026-03-02 時点の情報です

マイクロクレジットとは、貧困層を対象とした無担保の少額融資制度のことです。従来の銀行が担保や信用力の不足を理由に融資を断るような人々に対し、自立のための事業資金を貸し出します。1970年代にバングラデシュのムハマド・ユヌス氏が設立したグラミン銀行の取り組みにより世界的に知られるようになりました。主な目的は、一時的な援助(寄付)ではなく、借り手が自らの力で収入を得て貧困から脱却する「自立支援」にあります。借り手は数人ずつのグループを作り、互いに励まし合いながら返済を進める仕組みが一般的です。近年では、スマートフォンを利用したデジタル金融技術(Fintech)との融合が進み、途上国だけでなく先進国の格差格差是正手段としても期待されています。SDGs(持続可能な開発目標)の「貧困をなくそう」という目標達成にも大きく寄与する金融手法として重要視されています。

📚 関連する用語

異次元緩和

異次元緩和とは、2013年1月に日本銀行が導入した大規模な金融緩和政策の通称です。当時の日本銀行総裁であった黒田東彦氏の下で実施され、量的・質的金融緩和(QQE)をさらに拡大するものでした。従来の金融緩和策とは比較にならないほど大胆な規模で資金を市場に供給することで、長期にわたるデフレからの脱却と、持続的な経済成長の実現を目指しました。具体的には、国債やETF(上場投資信託)などの買い入れ額を大幅に増額し、マネタリーベース(日銀が供給するお金の総量)を拡大させました。異次元緩和は、株価上昇や円安などの影響をもたらしましたが、物価上昇率の目標達成には至らず、その効果や副作用については専門家の間でも様々な意見があります。近年では、その出口戦略の難しさも指摘されています。

住宅ローン

住宅ローン(じゅうたくろーん)とは、個人が自ら居住するための住宅の購入、建築、または増改築を目的として、銀行や信用金庫、労働金庫などの金融機関から融資を受ける仕組みのことです。一般的に借入期間が最長35年など非常に長期にわたることが特徴で、対象となる不動産に対して金融機関が「抵当権」を設定します。これにより、万が一返済が滞った場合には物件を競売にかけて回収する権利が担保されます。金利タイプには、市場の動向に合わせて金利が見直される「変動金利型」や、一定期間または全期間の金利が変わらない「固定金利型」があり、選択肢によって返済計画のリスクとメリットが異なります。また、税制面では「住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)」が設けられており、年末のローン残高に応じて所得税等から一定額を控除できるなど、国の持ち家政策とも深く関わっています。

クレカ積立

投資信託の積立購入代金をクレジットカードで決済するサービス。決済額に応じてクレジットカードのポイントが還元される。2024年3月の内閣府令改正により、月間の積立上限額が5万円から10万円へと引き上げられた。新NISA(少額投資非課税制度)との併用により、資産運用とポイント活用の効率化を同時に図る手法として普及している。

政策金利

政策金利(せいさくきんり)とは、中央銀行が景気や物価の安定のために設定する短期金利の目標値です。具体的には、金融機関同士がお金を貸し借りする際の金利(コールレートなど)を誘導する際に用いられます。政策金利が上昇すると、企業や個人がお金を借りる際の金利も上昇しやすくなり、消費や投資が抑制される傾向にあります。逆に、政策金利が低下すると、金利が下がり、経済活動が活発化する可能性があります。この政策金利の変更は、住宅ローン金利や預金金利など、様々な金融商品に影響を与えます。日本においては、日本銀行がこの政策を担っています。