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不動産投資信託 (REIT)

投資
2026-03-02 時点の情報です

不動産投資信託(ふどうさんとうししんたく)とは、多くの投資家から集めた資金で、オフィスビルや商業施設、マンションなどの不動産を購入し、その賃料収入や売却益を投資家に分配する金融商品です。一般的に「REIT(リート:Real Estate Investment Trust)」と呼ばれます。株式と同じように証券取引所で売買が可能で、実物の不動産投資に比べて少額から始められる点や、換金性の高さが特徴です。日本では「J-REIT」という名称で市場が確立されており、利益の90%超を分配すれば法人税が実質的に免除される仕組みがあるため、投資家への還元率が高くなりやすい傾向があります。

📚 関連する用語

複利効果

複利効果(ふくりこうか)とは、資産運用で得た収益(利息や分配金)を元本に組み入れて再投資することで、その再投資された収益がさらに新たな収益を生み出し、資産が加速度的に増えていく効果のことを指します。物理学者のアルベルト・アインシュタインが「宇宙最強の力」や「人類最大の発明」と称したという逸話は広く知られています。複利の対義語は「単利(たんり)」であり、こちらは当初の元本に対してのみ利息が発生し続ける仕組みです。複利運用においては、運用期間が長くなるほど「利息が利息を生む」サイクルが繰り返されるため、期間が後半になるにつれて資産の増加スピードが急激に高まるという幾何級数的な成長曲線を描きます。この性質から、新NISAやiDeCoなどを活用した長期・積立投資において、最も基本的かつ重要な概念とされています。また、金融分野だけでなく、学習や習慣の積み重ねが将来的に大きな成果をもたらす現象を例えて「自己投資の複利効果」と呼ぶこともあります。

ヘッジファンド

ヘッジファンドとは、相場の変動に関わらず、どのような市場局面でも収益を追求する(絶対収益を目指す)ことを目的とした投資ファンドの一種です。一般的な「投資信託」が不特定多数の投資家を対象とする「公募」であるのに対し、ヘッジファンドは少数の富裕層や機関投資家から多額の資金を集める「私募」の形式をとることがほとんどです。運用手法としては、株式の買い(ロング)だけでなく、空売り(ショート)や先物取引、デリバティブ(金融派生商品)、高倍率のレバレッジなどを活用し、複雑かつ高度な戦略を駆使します。これにより、市場全体が暴落している状況下でも利益を上げる可能性を持つ一方で、運用コストが高いことや流動性が制限される場合があるといった特徴も持ち合わせています。

リスク許容度

投資家が運用の結果生じる損失に対して、どの程度まで受け入れられるかという耐性のこと。年齢、年収、資産状況、家族構成、投資経験、心理的な許容範囲などの諸要因によって決定される。リスク許容度を超えた運用は、相場急変時の冷静な判断を妨げ、資産形成の継続を困難にするため、ポートフォリオ構築において最も基礎的かつ重要な概念の一つとされる。

スクリーニング

多数の対象から特定の条件に基づいて適合するものを抽出・選別する手法。金融・投資分野においては、上場企業の中から株価指標(PER、PBR)、財務状況(自己資本比率)、配当政策などの数値を基準にして、自身の投資戦略に合致する銘柄を絞り込む作業を指す。膨大な市場データから効率的に有望な投資対象を特定するために用いられる。