ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

労災保険

税金・制度
2026-03-02 時点の情報です

労働者災害補償保険(ろうどうしゃさいがいほしょうほけん)とは、業務上または通勤による労働者の負傷、疾病、障害、死亡等に対して必要な保険給付を行う公的保険制度です。一般に「労災保険(ろうさいほけん)」という略称で広く知られています。この制度は、労働基準法における事業主の災害補償責任を確実に履行するために創設されました。原則として一人でも従業員を雇用する事業所に適用され、保険料は全額事業主が負担する仕組みとなっています。健康保険が適用されない業務上の事故において、治療費の全額支給(療養補償給付)や、休業中の賃金の約8割をカバーする休業補償給付、後遺障害が残った場合の年金、遺族への補償など、労働者とその家族の生活を保護するための多様な給付項目が設けられています。

📚 関連する用語

国会同意人事

国会同意人事(こっかいどういじんじ)とは、内閣が任命する一部の重要な公職について、国会の同意を得る必要のある人事のことです。日本銀行の総裁・副総裁、会計検査院長などが該当します。内閣が候補者を提示し、衆議院と参議院の両院で承認を得る手続きを踏みます。この制度は、行政に対する国会のチェック機能を強化し、人事の透明性と公正性を確保することを目的としています。国会同意人事案が否決されることもあり、その場合は内閣は改めて候補者を提示する必要があります。国会同意人事は、政治状況や候補者の資質によって左右されるため、経済や金融政策にも影響を与えることがあります。

公共事業

公共事業とは、国や地方自治体が、道路、橋、ダム、空港、上下水道、公立学校、公園、災害対策施設など、国民生活や社会経済活動の基盤となる施設を建設・整備・維持管理することです。これらの事業は、民間企業だけでは採算が合わない、あるいは長期的な視点での整備が必要な場合が多く、税金や国債などの公的資金を財源として実施されます。公共事業は、経済の活性化(景気対策としての公共投資)や、国民の安全・安心の確保、生活の利便性向上、産業の発展など、多岐にわたる目的を持って行われます。また、災害時の復旧・復興や、将来的な人口減少・高齢化社会への対応といった、社会的な課題解決にも貢献する役割を担っています。

iDeCo

iDeCo(こじんがたかくていきょしゅつねんきん)とは、個人型確定拠出年金とは、公的年金に上乗せして給付を受けるための私的年金制度の一つであり、「iDeCo(イデコ)」という愛称で広く知られています。国民年金や厚生年金といった公的年金制度に加入している人が、任意で加入できます。毎月の掛け金を自分で拠出し、定期預金、保険、投資信託など、複数の運用商品の中から自分で選択して運用します。掛け金は全額所得控除の対象となり、運用益も非課税で再投資されるため、税制上の優遇措置が大きくなっています。将来の年金受給額を増やすための手段として注目されており、特に自営業者やフリーランス、企業年金制度のない会社員などに利用されています。60歳以降に、年金または一時金として受け取ることができます。

贈与税

贈与税(ぞうよぜい)とは、個人から財産を無償で譲り受けた際、その受け取った側(受贈者)に対して課される国税です。この税金は、本来人が亡くなった際に発生する「相続税」を補完する性質を持っており、生前の贈与によって相続税の課税を不当に回避することを防止する目的で設けられています。課税方法には、1月1日から12月31日までの1年間に受け取った合計額が110万円を超える場合に課税される「暦年課税」と、一定の要件を満たした場合に選択できる「相続時精算課税」の2種類があります。また、直系尊属からの住宅取得資金や教育資金の贈与については、一定額まで非課税となる特例措置が設けられており、個人のライフイベントや資産移転において極めて重要な役割を果たす税制です。