ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

源泉徴収

税金・制度
2026-03-02 時点の情報です

源泉徴収(げんぜんちょうしゅう)とは、給与、報酬、利子、配当などの支払者が、その支払いをする際に、あらかじめ所得税などの税金を差し引き、それを納税者に代わって国(税務署)へ納付する制度のことです。所得税の源泉徴収制度は、国が安定的に税収を確保し、納税者である国民が個別に納税の手続きを行う手間を省く目的で運用されています。一般的に給与所得者の場合、毎月の給与から概算の所得税が天引きされますが、1年間の合計所得が確定した段階で「年末調整」を行い、過不足を精算します。会社員にとっては身近な仕組みですが、副業収入がある場合や高額な医療費控除を受ける場合など、源泉徴収された額と本来の納税額が一致しない際は、改めて確定申告を行う必要があります。また、フリーランスや個人事業主に報酬を支払う法人も、特定の業務内容に対しては源泉徴収を行う義務を負います。

📚 関連する用語

財務大臣

財務大臣とは、内閣を構成する国務大臣の一人で、財務省の長である。国家予算の編成、税制の企画、国庫の管理、通貨の信用の維持、外国為替の安定を図るなど、国の財政に関わる広範な権限を持つ。経済政策の立案において極めて重要な役割を担い、その言動は国内外の金融市場に多大な影響を及ぼす。

103万の壁

103万円の壁とは、所得税の基礎控除と給与所得控除の合計額を指し、これを超えると所得税が課税される基準。近年の物価上昇や最低賃金の引き上げに伴い、この基準を現行の103万円から178万円程度へ引き上げる議論が活発化している。引き上げが実現した場合、働く人の手取り額が増加し、個人消費の拡大が期待される。また、扶養範囲内に収めるための就業調整が解消されることで、特にサービス業や小売業における労働供給の増加が見込まれ、深刻な人手不足の緩和に寄与するとされている。

相続税

相続税(そうぞくぜい)とは、亡くなった人(被相続人)からその遺産を引き継いだ人(相続人)に対して、取得した財産の価額に応じて課せられる国の税金です。この制度は、特定の家系に過度に富が集中することを防ぎ、社会全体で富を再分配することで機会の平等を促進する役割を担っています。課税対象となる財産には、現金、預貯金、土地や建物といった不動産のほか、株式、生命保険金、さらには骨董品や著作権などの権利も含まれます。ただし、遺産を相続した全員に課税されるわけではなく、正味の遺産額が「基礎控除額(3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数)」を超える場合にのみ、その超えた部分に対して納税義務が生じます。また、配偶者の税額軽減や、居住用の宅地評価を大幅に下げる「小規模宅地等の特例」など、残された家族の生活を守るための優遇措置も設けられています。少子高齢化が進む日本において、円滑な資産の継承や事業承継は社会的な課題となっており、金融実務においても非常に重要な領域を占めています。

国会

国会(こっかい)とは、日本における立法機関であり、国の唯一の立法機関として日本国憲法に定められています。衆議院と参議院の二院制を採用しており、法律の制定、予算の議決、内閣総理大臣の指名など、重要な役割を担っています。国会の決定は、経済政策、社会保障、税制など、国民生活のあらゆる側面に影響を与えます。例えば、景気対策のための財政出動や、企業の活動を規制する法律の制定などが挙げられます。また、国際条約の承認も国会の重要な機能の一つであり、グローバル経済における日本の立ち位置を決定する上で大きな影響力を持っています。