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自己破産
自己破産(じこはさん)とは、多額の債務を抱えて返済が不可能な状態(支払不能)に陥った個人が、自ら裁判所に申し立てを行い、破産手続開始の決定と免責許可を得ることで、原則として全ての借金の返済義務を免除してもらう法的手続きのことです。破産法に基づいて運用される制度であり、債務者の経済的な再生を目的としています。手続きが完了すると税金や養育費などを除く借金がゼロになりますが、一方で自宅や車、20万円を超える資産などの高価な財産は換価・処分され、債権者に配当されます。また、信用情報機関に破産事実が登録されるため、一定期間はクレジットカードの発行や新たな借り入れができなくなるほか、手続き期間中は弁護士や公認会計士、警備員などの特定の職業への就職や資格に制限がかかることがあります。単なる「逃げ」ではなく、経済的に再起するための救済措置として社会的な仕組みの一つに位置づけられています。
公共事業
公共事業とは、国や地方自治体が、道路、橋、ダム、空港、上下水道、公立学校、公園、災害対策施設など、国民生活や社会経済活動の基盤となる施設を建設・整備・維持管理することです。これらの事業は、民間企業だけでは採算が合わない、あるいは長期的な視点での整備が必要な場合が多く、税金や国債などの公的資金を財源として実施されます。公共事業は、経済の活性化(景気対策としての公共投資)や、国民の安全・安心の確保、生活の利便性向上、産業の発展など、多岐にわたる目的を持って行われます。また、災害時の復旧・復興や、将来的な人口減少・高齢化社会への対応といった、社会的な課題解決にも貢献する役割を担っています。
労災保険
労働者災害補償保険(ろうどうしゃさいがいほしょうほけん)とは、業務上または通勤による労働者の負傷、疾病、障害、死亡等に対して必要な保険給付を行う公的保険制度です。一般に「労災保険(ろうさいほけん)」という略称で広く知られています。この制度は、労働基準法における事業主の災害補償責任を確実に履行するために創設されました。原則として一人でも従業員を雇用する事業所に適用され、保険料は全額事業主が負担する仕組みとなっています。健康保険が適用されない業務上の事故において、治療費の全額支給(療養補償給付)や、休業中の賃金の約8割をカバーする休業補償給付、後遺障害が残った場合の年金、遺族への補償など、労働者とその家族の生活を保護するための多様な給付項目が設けられています。
新NISA
2024年1月に施行された日本の少額投資非課税制度。従来のNISA制度を抜本的に拡充・恒久化したもので、非課税保有期間の無期限化、口座開設期間の恒久化、年間投資枠の拡大(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)、および一人あたり1,800万円の生涯非課税限度額の設定を主な特徴とする。投資収益に対する約20%の課税が免除されることで、個人の長期・積立・分散投資による安定的な資産形成を促進することを目的としている。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典