ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

経常利益

経営・財務
2026-03-02 時点の情報です

経常利益とは、企業の経営成績を示す指標の一つで、企業が経常的に行っている活動によって得られた利益のことです。具体的には、売上総利益から販売費および一般管理費を差し引いた営業利益に、営業外収益を加え、営業外費用を差し引いて算出されます。営業外収益には、受取利息や有価証券の売却益などが含まれ、営業外費用には、支払利息や有価証券の売却損などが含まれます。経常利益は、企業の本業による利益だけでなく、財務活動などを含む企業全体の収益力を示すため、企業の収益性を評価する上で重要な指標となります。企業の経営状態を分析する際には、当期純利益と合わせて、経常利益の推移を確認することが一般的です。また、経常利益は、企業の将来の収益性を予測する上でも役立ちます。

📚 関連する用語

サプライチェーン

サプライチェーン(さぷらいちぇーん)とは、製品の原材料・部品の調達から、製造、在庫管理、配送、販売を経て、最終的に消費者の手元に届くまでの「一連の流れ」のことです。日本語では「供給連鎖」と訳されます。一つの製品が完成し消費されるまでには、素材メーカー、部品メーカー、製造業者、卸売業者、小売業者、物流業者など多くの企業が関わっており、これらが鎖のように繋がっていることからこう呼ばれます。この全体の流れを統合的に管理し、効率化や最適化を図る経営手法を「サプライチェーン・マネジメント(SCM)」と呼びます。グローバル化が進んだ現代では、海外からの調達を含めサプライチェーンが複雑化しており、災害や紛争などで供給網が寸断されるリスク(サプライチェーン・リスク)への対策も企業の重要な課題となっています。

営業利益率

売上高に対する営業利益の割合を示す収益性指標。企業が本業において、売上から売上原価および販売費・一般管理費を差し引いた後に、どの程度の利益を創出できているかを測定する。算出式は「営業利益 ÷ 売上高 × 100」。数値が高いほど、収益力やコスト管理能力、市場における競争優位性が高いと判断される。

M&A

M&A(エムアンドエー)とは、「Mergers and Acquisitions」の略語で、日本語では「合併・買収」と訳されます。これは、企業が他の企業と合併したり、他の企業を買収したりすること全般を指す言葉です。企業が事業規模の拡大、競争力の強化、新技術やノウハウの獲得、事業承継問題の解決などを目的として行う戦略的な手法の一つです。合併は、複数の企業が一つになることで、買収は、ある企業が他の企業の株式を取得して支配権を得ることで、それぞれ異なる手続きや形態をとります。M&Aは、単に企業が大きくなるだけでなく、経済全体の効率性を高め、イノベーションを促進する役割も担っています。

機会損失

機会損失とは、経済学において、ある選択肢を選んだことによって、他の選択肢を選んでいれば得られたはずの利益を逃してしまうことを指します。これは、投資だけでなく、ビジネスにおける意思決定、個人の消費行動など、あらゆる場面で発生しうる概念です。例えば、株式投資において、ある銘柄が将来的に大きく値上がりすると予想されたにもかかわらず、投資を見送った場合、その値上がり益を逃すことになります。また、企業が新製品の開発を決定する際、別の製品開発にリソースを投入していれば、より大きな利益を得られた可能性がある場合も、機会損失が発生したと言えます。機会損失を最小限に抑えるためには、常に複数の選択肢を比較検討し、それぞれのメリット・デメリットを慎重に評価することが重要です。また、市場動向や経済状況を把握し、適切なタイミングで行動することも、機会損失を防ぐために不可欠です。