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財政赤字

経済
2026-03-02 時点の情報です

財政赤字(ざいせいあかじ)とは、一会計年度における政府の歳出(支出)が歳入(収入)を上回っている状態を指します。通常、政府の歳入は主に税収で構成されますが、景気低迷による税収の減少や、社会保障費・公共事業費・防衛費などの歳出増大によって不足が生じた場合、その差額を埋めるために国債(公債)が発行されます。 財政赤字が常態化し国債発行残高が累積すると、利払い費の負担増加により予算配分が硬直化するほか、国の信用力低下(ソブリンリスク)、長期金利の上昇、悪性のインフレなどを引き起こす要因となり得ます。対義語は「財政黒字」であり、財政健全化の指標としては、国債発行収入と元利払い支出を除いた収支である「基礎的財政収支(プライマリーバランス)」の均衡が重視されます。

📚 関連する用語

米国通商代表部

米国通商代表部(べいこくつうしょうだいひょうぶ)とは、アメリカ合衆国政府の機関の一つで、通称「USTR(ユースティーアール)」と呼ばれます。大統領直属の組織であり、アメリカの通商政策の立案・執行、および二国間・多国間の貿易交渉の責任を担っています。世界各国との自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)などの交渉・管理を行い、アメリカの通商上の国益を守ることを目的としています。USTRの活動は、アメリカの貿易相手国との経済関係に大きな影響を与えるため、国際経済やビジネスの動向を理解する上で重要な存在です。例えば、関税率の変更や非関税障壁の是正交渉など、具体的な通商政策を通じて、輸入製品の価格や供給、さらには国内産業の競争力などに影響を及ぼすことがあります。

トリプル安

証券市場において、株式相場、債券相場、そして為替相場(自国通貨)の3つの指標が同時に下落する現象。一般に、その国の経済的信用や成長性に対する不透明感が強まった際に発生しやすく、資本流出の加速や輸入物価の上昇を伴うことが多い。

元首

元首(げんしゅ)とは、対外的に国家を代表する資格を持つ機関、または個人のことです。君主制の国では国王や天皇、共和制の国では大統領がこれに該当します。国際法上、外交使節の派遣や接受、条約の批准や宣戦布告といった権限を持つとされますが、国内政治における実質的な権限の強さは国や憲法の規定によって大きく異なります。ビジネスや経済の文脈では、元首の交代や発言がその国の外交方針や貿易政策の変化に直結するため、為替相場や株式市場に影響を与える「地政学リスク」の要因として、投資家や企業経営者から常に注視されています。

アメリカ合衆国貿易代表部

アメリカ合衆国貿易代表部(Office of the United States Trade Representative, USTR、略称: USTR)とは、アメリカ合衆国大統領に直属し、同国の通商政策の策定、国際貿易交渉、貿易関連の紛争解決などを担当する政府機関です。しばしば「グリア米通商代表部」のような担当者名や部署名として言及されることもあります。USTRは、関税の引き上げ・引き下げ、自由貿易協定(FTA)の締結、多角的貿易体制(WTOなど)におけるアメリカの立場表明など、多岐にわたる活動を行っています。これらの活動は、アメリカ国内の産業保護や消費者の利益、そして国際経済の秩序に影響を与えるため、世界中から注目されています。特に、日本を含む主要貿易国との二国間交渉や、貿易摩擦の解決において重要な役割を担っています。