📚 関連する用語
優待利回り
優待利回り(ゆうたいりまわり)とは、投資した株式の購入価格(株価)に対して、株主優待として受け取れる商品やサービスの価値が1年間でどの程度の割合になるかを示す指標です。一般的に「株主優待利回り」とも呼ばれます。計算式は「株主優待の年間換算価値 ÷ 購入株価 × 100」で算出されます。投資家が銘柄を選定する際、現金で支払われる「配当利回り」と合算した「総利回り(実質利回り)」を基準にすることが多く、特に個人投資家にとって重要な判断材料となります。企業側にとっては、自社の商品やサービスを直接提供することでファン層を拡大し、中長期的に株式を保有してくれる個人株主を確保する戦略的な意味合いを持っています。ただし、株価の変動によって利回りが上下するほか、企業の業績悪化や方針転換によって優待制度自体が廃止・変更されるリスクがある点には注意が必要です。近年では、株主間での公平性を保つために優待を廃止し、配当による還元に集約する企業も増えており、投資環境の変化を注視する必要があります。
定率売却
保有する金融資産(主に投資信託など)を、あらかじめ決めた一定の割合で定期的に売却する手法。資産残高に応じて売却額が変動するため、相場下落時に過度な口数を売却することを防ぎ、資産寿命を延ばす効果があるとされる。定額売却と比較して、長期的な資産維持に適した出口戦略のひとつ。
底打ち
相場や景気の状態が、下落の極限に達して反発、あるいは上昇に転じること。価格や指標が最低値を確認した状態を指し、投資判断における重要な転換点とされる。対義語は天井。
ベンチャーキャピタル
ベンチャーキャピタルとは、高い成長が見込まれる未上場企業(スタートアップ)に対して、株式を取得する形で資金を供給する投資会社、またはその手法のことです。略称として「VC」とも呼ばれます。ベンチャーキャピタルは、独自の技術や斬新なビジネスモデルを持ちながらも、実績不足や担保不足により銀行融資が受けにくい企業に対し、将来性を見込んでリスクを取った資本提供を行います。単なる資金提供にとどまらず、投資先の取締役に就任したり経営ノウハウを伝授したり、提携先を紹介したりする「ハンズオン」と呼ばれる経営支援を行う点が大きな特徴です。投資の回収(エグジット)は、投資先企業が株式公開(IPO)を行ったり、他社に買収(M&A)されたりする際に行われ、保有する株式を売却することでキャピタルゲイン(売却益)を得ることを目的としています。新しい産業の育成やイノベーションの促進において、経済の重要な役割を担っています。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典