ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

NAV

経営・財務
2026-03-06 時点の情報です

Net Asset Value. 投資信託、特に不動産投資信託(REIT)などが保有する資産の総額から負債総額を差し引いた差額。投資法人の純資産価値を示す指標であり、一般的にNAVが市場価格(基準価額)を上回ることは割安、下回ることは割高と判断されることがある。

📚 関連する用語

デット・エクイティ・レシオ

デット・エクイティ・レシオ(でっとえくいてぃれしお)とは、企業の有利子負債(借入金や社債)を自己資本(純資産)で割って算出される、財務の健全性を測るための指標です。日本語では「負債資本倍率」と訳され、アルファベットで「D/Eレシオ」と略称されるのが一般的です。この数値が低いほど、返済義務のある負債が自前の資本で十分にカバーできていることを意味し、財務的な安定性が高いと判断されます。目安として1倍以下が健全とされますが、企業の成長フェーズや業界特性によっては、あえて負債を活用して積極的な投資を行うケースもあります。そのため、単一の数値だけでなく、過去の推移や同業他社との比較を通じて、企業の経営戦略や資金調達の効率性を総合的に分析することが重要です。

経営学修士号

経営学修士号(けいえいがくしゅうしごう)とは、ビジネスにおける経営学分野の専門知識と応用能力を証明する大学院レベルの学位であり、一般的に「MBA(Master of Business Administration)」の略称で広く知られています。MBAプログラムは、マーケティング、財務、会計、組織行動、戦略、オペレーションズなど、企業経営に関わる幅広い領域を網羅しており、ケーススタディ、シミュレーション、プロジェクトベースの学習などを通じて、受講生は実践的な問題解決能力、リーダーシップ、意思決定能力を養成します。この学位は、キャリアアップ、転職、起業、あるいは現職での昇進を目指すビジネスパーソンにとって、国際的なビジネス環境で通用する専門性と広範な視野を習得するための有効な手段として位置づけられています。多くの大学院で提供されており、フルタイム、パートタイム、エグゼクティブMBAなど、多様な形態があります。

ファブレス経営

ファブレス経営(ふぁぶれすけいえい)とは、自社で製造のための工場や設備を保有せず、製品の企画、開発、設計、およびマーケティングや販売に経営資源を集中させ、製造工程のすべてまたは大部分を外部の協力企業(OEMやEMSなど)に委託するビジネスモデルのことです。「Fabrication(工場)」と「less(ない)」を組み合わせた造語であり、単に「ファブレス」と呼ばれることもあります。 この手法は、莫大な設備投資や工場の維持管理コストを削減できるため、市場の変化に合わせて柔軟かつ迅速に製品を展開できるメリットがあります。特に技術革新のスピードが速い半導体業界や、トレンドの移り変わりが激しいアパレル業界、ゲーム業界などで広く採用されています。代表的な例として、米国のAppleやQualcomm、日本の任天堂、キーエンス、ファーストリテイリング(ユニクロ)などが挙げられます。一方で、製造ノウハウが自社に蓄積されにくい点や、委託先の品質管理、生産調整などのサプライチェーン・マネジメントが重要課題となる側面もあります。

市場調査

市場調査(しじょうちょうさ)とは、企業が商品開発や販売戦略などのマーケティング上の意思決定を行うために、市場の現状、消費者のニーズ、競合他社の動向などを組織的に収集・分析する活動のことです。英語では「Marketing Research(マーケティング・リサーチ)」とも呼ばれます。主な目的は、ビジネスにおける不確実性を排除し、投資に対する成功の確率を高めることにあります。 調査手法は大きく分けて、アンケートなどで数値的な傾向を把握する「定量調査」と、インタビューなどを通じて個人の深層心理や行動理由を深掘りする「定性調査」の2種類が存在します。近年では、インターネット上の膨大な購買ログを解析するビッグデータ分析や、SNSの投稿からトレンドを読み解くソーシャルリスニングといった手法も一般的になっています。企業経営において、顧客の声を正確に捉え、時代に即した価値を提供し続けるために不可欠なプロセスです。