ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

シャープレシオ

投資
2026-03-02 時点の情報です

シャープレシオ(Sharpe Ratio)とは、投資の効率性を測定するための指標の一つです。投資家が取ったリスク(収益率の標準偏差)に対して、どれだけのリターン(超過収益)を得られたかを表します。1966年にウィリアム・シャープによって提唱されました。計算式は「(ポートフォリオの収益率-無リスク資産の収益率)÷収益率の標準偏差」となります。この数値が高いほど、同じリスクに対して高いリターンが得られた、あるいは同じリターンをより低いリスクで実現したことを意味し、運用の効率性が高いと判断されます。投資信託の運用実績を評価する際、単純な収益率の高さだけではなく、その収益を得る過程での値動きの激しさを考慮して「真の運用実力」を比較するために広く用いられています。

📚 関連する用語

株式

株式(かぶしき)とは、株式会社が資金を出資した人(株主)に対して発行する証券のこと。細分化された会社の所有権(社員権)を表す。企業にとっては、銀行融資などの負債とは異なり、原則として返済義務のない「自己資本」を調達するための手段である。投資家にとっては、株式を保有することで株主総会での議決権、配当金を受け取る権利(インカムゲイン)、株主優待などを受けられるほか、証券取引所などの市場で売買することで値上がり益(キャピタルゲイン)を得る投資対象となる。

終値

終値(おわりね)とは、証券取引所などの市場において、一日の取引時間の最後に成立した売買価格のことです。マーケットにおけるその日の最終的な評価を反映しており、投資家が価格の変動を分析したり、翌日の相場展開を予測したりする際に最も重視される代表的な指標です。対義語は、取引開始時に最初に成立した価格である「始値(はじめね)」です。また、一日のうちの最高値である「高値」、最安値である「安値」と合わせ、四本値(よんほんね)と呼ばれます。経済ニュースや新聞の株式欄で「日経平均株価は〇〇円」と報じられる際は、通常この終値を指しています。投資信託の基準価額の算出や、企業の時価総額の計算にも用いられる、ビジネスと投資の双方において不可欠な基礎データです。

大引け

大引け(おおびけ)とは、証券取引所における一日の売買取引が終了すること、またはその時点での価格(終値)を指す用語です。日本の東京証券取引所では、午後の取引時間である「後場(ごば)」の終了時刻である15時30分が大引けに該当します。これに対し、一日の取引が始まることは「寄付き(よりつき)」と呼ばれます。大引けで成立した価格は「終値(おわりね)」として記録され、その日の相場を象徴する最も重要な指標となります。多くの投資家や機関投資家が、翌日へのリスクを持ち越さないための決済や、一日の評価額を確定させるための注文を集中させるため、大引け間際は取引高が急増し、価格変動が激しくなる傾向があります。ビジネスの実務においては、大引けの株価をもとに投資信託の基準価額が算出されたり、企業の資産評価が行われたりするため、単なる時間の区切り以上の経済的意味を持ちます。また、ニュース等で報じられる「今日の日経平均株価は〇〇円でした」という情報の多くは、この大引け時点の数値を指しています。

続伸

続伸(ぞくしん)とは、証券取引所などの市場において、相場が前日の終値や直前の時点に続いて上昇することを指します。2営業日連続で上昇した場合は「2日続伸」、3営業日連続なら「3日続伸」といった形で表現されます。対義語は、相場が続けて下落することを指す「続落(ぞくらく)」です。続伸が発生する主な要因は、当該企業や市場全体に対する好材料(好決算、新製品の成功、金利政策の変化など)により、買い注文が売り注文を継続的に上回ることにあります。これは投資家の心理が「強気」であることを示しており、企業の時価総額の増大や社会的信用の向上に寄与します。経済ニュースや新聞の市況欄では頻繁に用いられる基本的な用語であり、特定の業界の好調さや経済全体の過熱感などを読み解くための重要な指針となります。