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ファンドマネージャー
ファンドマネージャーとは、投資家から預かった資産(ファンド)の運用において、具体的な投資銘柄の選定や売買のタイミング、資産配分の決定を行う専門職のことです。主な所属先は投資信託委託会社(アセットマネジメント会社)や生命保険会社、信託銀行などの機関投資家です。業務内容は、マクロ経済や市場動向の分析から、個別企業への調査・取材、リスク管理に基づいたポートフォリオ(資産の組み合わせ)の構築まで多岐にわたります。運用手法には、日経平均株価などの指数(ベンチマーク)への連動を目指す「パッシブ運用」と、市場平均を上回る収益を目指す「アクティブ運用」があり、特にアクティブ運用においてその手腕が試されます。高度な金融知識と投資判断能力が求められ、その運用成果は投資家の利益や投資信託の基準価額に直接反映されるため、極めて専門性と責任感の強い職業として位置付けられています。
リスクプレミアム
リスクプレミアム(りすくぷれみあむ)とは、リスク(不確実性)を負うことに対して、投資家が期待する追加的な報酬のことです。一般に、元本が保証される国債などの無リスク資産の利回りを上回る、期待収益率の上乗せ分を指します。投資家は、価格変動リスクや債務不履行リスクなどの不利益を被る可能性がある場合、それに見合う高い収益が期待できない限り、その資産への投資を行いません。この心理が市場価格に反映され、リスクが高い資産ほど大きなリスクプレミアムが要求されます。株式投資における「株式リスクプレミアム」や、債券市場における「クレジット・スプレッド」などが代表的な例です。企業の投資判断におけるハードルレートの設定や、個人のローン金利決定、金融商品の価格評価など、広範な経済活動においてリスクとリターンのバランスを測る重要な指標となります。
配当利回り
配当利回り(はいとうりまわり)とは、購入した株価に対して、1年間でどれだけの配当金を受け取ることができるかを示す数値です。計算式は「1株あたりの年間配当金 ÷ 株価 × 100」で算出されます。この数値が高いほど、投資額に対する現金還元(インカムゲイン)の効率が良いと判断されますが、分子である配当金の増減だけでなく、分母である株価の変動によっても数値が変わる点に注意が必要です。例えば、企業の業績懸念により株価が暴落した結果、見かけ上の配当利回りが上昇する場合もあります。一般的に、安定した収益基盤を持つ成熟企業は配当利回りが高く、成長途上の企業は利益を再投資に回すため低くなる傾向があります。
投資信託
投資信託(とうししんたく)とは、多数の投資家から販売会社を通じて資金を集め、その資金を運用の専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券、不動産などに投資・運用し、その成果を投資家に分配する金融商品のことです。略して「投信(とうしん)」や「ファンド」とも呼ばれます。個人投資家では購入が難しい海外の資産や高額な商品に対しても、小口の資金で分散投資を行える点が大きな特徴です。運用の指図を行う「委託者(運用会社)」、資産の保管・管理を行う「受託者(信託銀行)」、販売を行う「販売会社(証券会社や銀行など)」の三者が役割分担をして運営されています。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典