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信用情報
信用情報(しんようじょうほう)とは、クレジットやローンなどの契約内容、支払状況、残高などの取引事実を登録した個人の履歴のことです。これらの情報は指定信用情報機関(主にCIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターの3機関)によって管理・共有されています。金融機関は、新規のクレジットカード発行やローンの審査において、申込者の「信用力」を客観的に判断するためにこの情報を照会します。期日通りの返済は良好な信用として蓄積されますが、延滞や代位弁済、自己破産などの事実は「事故情報(いわゆるブラックリスト)」として一定期間記録が残り、その間は新たな金融サービスの利用が著しく制限されることになります。
固定金利
固定金利(こていきんり)とは、借入時から完済まで、あるいはあらかじめ決められた一定期間、適用される金利が変動しない形式のことです。市場金利が上昇しても返済額が増えないため、家計や企業の資金繰りにおいて将来の予測が立てやすいという特徴があります。対義語は市場の動向に合わせて金利が上下する「変動金利」です。一般に、固定金利は金融機関が将来の金利変動リスクを負担するため、借入開始時点の利率は変動金利よりも高く設定される傾向にあります。住宅ローンの代表的な商品である「フラット35」や、企業の長期借入金、固定利付債券などで広く採用されています。デフレ期や低金利政策下では変動金利が選ばれやすい一方、インフレ懸念などで金利上昇が予想される局面では、将来のコスト増加を防ぐために固定金利を選択することが有効な財務戦略となります。
金融政策
金融政策とは、中央銀行が経済の安定と成長を目指して行う政策のことです。具体的には、政策金利の操作や公開市場操作(国債などの売買)、預金準備率の変更などを通じて、金融市場における金利や資金量を調整します。景気が停滞している場合には、金利を引き下げるなどの緩和的な金融政策を行い、企業の投資や個人の消費を刺激します。一方、インフレーション(物価上昇)が懸念される場合には、金利を引き上げるなどの引き締め的な金融政策を行い、経済の過熱を抑制します。日本の金融政策は、日本銀行が担っており、金融政策決定会合で決定された内容が公表されます。金融政策の効果は、企業の投資計画、個人の消費行動、住宅ローン金利、為替レートなど、経済全体に影響を及ぼします。
元本
元本(がんぽん)とは、利子や配当、地代などの収益を生み出す源となる財産、あるいは借入金の元となる金銭のことです。預貯金においては預け入れた金額そのものを指し、金銭の貸借においては「元金(がんきん)」とも呼ばれます。株式や投資信託などの投資商品においては、当初に投資した金額(元手)を意味します。運用の結果、現在の資産価値が投資した元本を下回る状態になることを「元本割れ」と言い、金融商品のリスク許容度を測る上で最も重要な基準となります。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典