📚 関連する用語
可処分所得
可処分所得(かしょぶんしょとく)とは、個人の収入から所得税や住民税などの税金、および社会保険料を差し引いた残りの所得のことです。一般に「手取り」とも呼ばれます。個人が自分の意思で消費や貯蓄に回すことができる実質的な金額を指します。マクロ経済においては、個人の消費動向を左右する極めて重要な指標とされており、可処分所得が増加すると個人消費が活発になり、景気にプラスの影響を与えます。一方で、物価上昇が可処分所得の伸びを上回る場合、実質的な購買力は低下します。企業のマーケティングや国の経済政策を読み解く上でも、単なる名目賃金(額面)だけでなく、この可処分所得の推移に注目することが重要です。
構造的な弱点
組織、システム、国家経済などの基盤そのものに内在する脆弱性のこと。一時的な変動や外部的な要因によるものではなく、その成り立ちや仕組み自体に欠陥があるため、抜本的な改革なしには解決が困難な状態を指す。特に現代の日本経済においては、エネルギー・食料の輸入依存、人口動態の歪み(少子高齢化)、産業構造の変化に伴う貿易収支の悪化などが、持続的な成長を阻害する構造的な弱点として指摘されている。
International Investment Flows
International Investment Flows(インターナショナル・インベストメント・フロウズ)とは、ある国への海外からの投資資金の流れを指す言葉で、IIF(アイアイエフ)と略されます。具体的には、海外からの直接投資(Foreign Direct Investment: FDI)や、株式・債券といった有価証券への投資(証券投資)などが含まれます。IIFの動向は、その国の経済状況や市場の魅力を反映する指標として注目されます。IIFが増加することは、その国への資金流入が活発であることを示し、経済成長や金融市場へのプラス要因となる可能性があります。一方で、IIFの減少は、景気減速や投資環境の悪化を示唆することもあります。経済分析や国際金融市場の動向を理解する上で重要な概念です。
消費者物価指数(CPI)
消費者物価指数(しょうひしゃぶっかしすう)とは、全国の世帯が購入する家計に係る財(モノ)及びサービスの価格変動を測定した統計指標のことです。総務省統計局が毎月公表しており、一般的にCPI(Consumer Price Index)と略称されます。基準となる年の物価を100として、現在の物価がどの程度の水準にあるかを指数で示します。調査対象は食料品、住居費、光熱費、教育費、娯楽費など多岐にわたり、消費者が実際に直面する物価の動きを反映します。経済の体温計とも称され、インフレやデフレの判断基準となるほか、日本銀行の金融政策の決定や、公的年金の支給額の改定(スライド制)などにも利用される極めて重要なマクロ経済指標です。生鮮食品を除いた「コアCPI」や、さらにエネルギー価格を除いた「コアコアCPI」といった分類で分析されることも一般的です。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典