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新興国

経済
2026-03-02 時点の情報です

新興国(しんこうこく)とは、経済発展の段階において、先進国に次ぐ成長を遂げている国々のことです。明確な定義は存在しませんが、一般的には、一人当たりGDPが一定水準に達しておらず、工業化が進展しつつある国々を指します。これらの国々は、高い経済成長率、豊富な労働力、資源などを背景に、世界経済における存在感を増しています。代表的な新興国として、ブラジル、ロシア、インド、中国(BRICs)などが挙げられます。新興国への投資は、高いリターンが期待できる一方で、政治・経済情勢の変動リスクも考慮する必要があります。

📚 関連する用語

国民総所得

国民総所得(こくみんそうしょとく)とは、ある国や地域の住人(国民)が1年間に生産した付加価値の合計額を示す経済指標です。一般的には、国内総生産(GDP)に、海外との所得の純受取(海外からの所得の受取額から、海外への所得の支払額を差し引いたもの)を加えたものとして計算されます。GNI(Gross National Income)の略称で、国の経済規模や国民の所得水準、豊かさを測る上で用いられる重要な指標の一つです。GDPが「国内」での生産活動に焦点を当てるのに対し、GNIは「国民」の所得に焦点を当てる点が特徴です。GNIの動向は、国民一人ひとりの購買力や生活水準、さらには国の国際的な経済力に影響を与えます。

半導体

電気を通す「導体」と通さない「絶縁体」の中間の性質を持つ物質。または、その性質を利用して電気信号の制御やデータの記憶を行う電子部品(集積回路:IC)を指す。現代社会においてスマートフォン、パソコン、自動車、家電製品、産業機器に至るまで不可欠な存在であり、「産業のコメ」や「21世紀の石油」と称される。微細化技術などの進化により、AI、5G、IoTといった先端技術の基盤を支える戦略的な重要物資となっている。

国際投資ポジション

国際投資ポジション(こくさいとうしぽじしょん)とは、ある一定時点において、一国とそれ以外の国との間の金融資産・負債の残高を示すものです。一般的には「IIF(International Investment Position)」という略称で知られています。このIIFは、一国の対外的な純資産(対外資産から対外負債を差し引いたもの)の増減要因を分析する際に用いられ、国際収支統計の国際投資ポジション統計において公表されます。具体的には、一国が海外に保有する資産(対外資産)と、海外からその国が受け入れている負債(対外負債)の、ある時点における残高を示しています。対外資産には、海外の株式・債券への投資、海外子会社の事業活動による収益などが含まれます。対外負債には、外国からの株式・債券への投資、海外からの借入金などが含まれます。IIFの変動は、為替レート、金利、株式市場の動向に影響を与えるため、経済分析において重要な指標とされています。例えば、対外純資産が拡大している場合、その国は海外への投資余力が大きいと判断され、通貨高要因となる可能性があります。逆に、海外からの投資が流出する局面では、通貨安や株価下落のリスクが高まります。

外貨準備

外貨準備とは、一国の通貨当局(中央銀行や政府)が、為替相場の安定化や対外債務の支払いのために保有する対外資産のこと。主な内訳は、米ドルなどの主要通貨、他国が発行する債券、金(ゴールド)、IMF(国際通貨基金)への預け金などで構成される。急激な自国通貨安が発生した際の「為替介入」の原資となるほか、国家の対外的な支払い能力を裏付ける経済の安全保障としての役割を担っている。