オリジネーター
オリジネーター(おりじねーたー)とは、資産の流動化や証券化のスキームにおいて、証券化の対象となる資産(原資産)を元々保有していた企業や金融機関のこと。「原資産保有者」とも呼ばれる。 具体的には、銀行が保有する住宅ローン債権や、事業会社が持つ売掛金、不動産会社が保有する商業ビルなどを、SPV(特別目的事業体)や信託銀行などに譲渡する役割を担う主体を指す。 オリジネーターにとっての主な目的は、保有資産を証券化市場に売却することで早期に資金回収(資金調達)を行うことにある。また、資産をバランスシートから切り離す「オフバランス化」によって、ROA(総資産利益率)などの財務指標を改善したり、資産価格変動リスクを移転したりするメリットも享受できる。 なお、近年ではWeb3等のデジタルデータ分野において、真正性のあるデータの発信者を指す言葉として使われることもあるが、伝統的な金融用語としては資産証券化における原資産の持ち主を指すのが一般的である。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典