ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

フィンテック(FinTech)

金融
2026-03-02 時点の情報です

フィンテック(FinTech)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語です。スマートフォンの普及やAI(人工知能)、ブロックチェーンといった高度な情報通信技術を活用し、これまでにない革新的な金融サービスを提供することを指します。具体的な例としては、キャッシュレス決済、スマートフォンを通じた送金サービス、AIによる自動資産運用(ロボアドバイザー)、クラウドファンディング、家計簿アプリによる資産管理などが挙げられます。従来、金融サービスは銀行などの伝統的な金融機関が中心となって提供してきましたが、フィンテックの進展によりIT企業をはじめとする多様な業種が参入しました。これにより、利用者は時間や場所を問わず、より低コストで利便性の高いサービスを享受できるようになり、金融業界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させる原動力となっています。

📚 関連する用語

マイクロクレジット

マイクロクレジットとは、貧困層を対象とした無担保の少額融資制度のことです。従来の銀行が担保や信用力の不足を理由に融資を断るような人々に対し、自立のための事業資金を貸し出します。1970年代にバングラデシュのムハマド・ユヌス氏が設立したグラミン銀行の取り組みにより世界的に知られるようになりました。主な目的は、一時的な援助(寄付)ではなく、借り手が自らの力で収入を得て貧困から脱却する「自立支援」にあります。借り手は数人ずつのグループを作り、互いに励まし合いながら返済を進める仕組みが一般的です。近年では、スマートフォンを利用したデジタル金融技術(Fintech)との融合が進み、途上国だけでなく先進国の格差格差是正手段としても期待されています。SDGs(持続可能な開発目標)の「貧困をなくそう」という目標達成にも大きく寄与する金融手法として重要視されています。

クレジットカード

クレジットカードとは、カード会員がカード発行会社(イシュア)と加盟店(マーチャント)との間で、カード会員の信用に基づいて、カード発行会社が加盟店に立て替えて支払うことにより、カード会員はカード発行会社に後日代金を支払うことを約束する、信用供与を伴う決済システムのことです。利用者は、手元に現金がなくても商品やサービスを購入することができ、後日まとめて支払いや分割払いなどが可能になります。この信用供与の仕組みにより、現代の消費経済やビジネス取引において、決済手段として広く普及しています。

融資

融資(ゆうし)とは、銀行や信用金庫などの金融機関が、利息を得ることを条件に、企業や個人に対して資金を貸し出すことです。主に、企業が新しい工場を建てたり、商品を仕入れたりするための「設備資金」や「運転資金」として利用されます。融資は、返済義務のない「出資」とは異なり、あらかじめ決められた期限までに元本と利息を返済する必要があります。金融機関は貸し倒れのリスクを避けるため、借り手の財務状況や事業計画を厳しくチェックする「審査」を行います。社会全体の資金循環を円滑にし、企業の経済活動を活性化させることで、経済成長を支える不可欠な仕組みです。

金融政策決定会合

金融政策決定会合(きんゆうせいさくけっていかいごう)とは、日本銀行(日銀)の最高意思決定機関である政策委員会が、金融政策の具体的な方針を決定するために開催する会合のことです。 この会合では、政策金利の誘導目標(金利の上げ下げ)や、国債などの資産買入れ方針(公開市場操作)など、通貨および金融調節に関する重要事項が審議・決定されます。総裁、副総裁(2名)、審議委員(6名)の計9名による多数決で決定され、開催頻度は年8回、各回2日間の日程で行われます。 会合終了後には決定内容が直ちに公表され、同日午後に日銀総裁による記者会見が行われます。ここでの決定は、為替相場(円安・円高)、株価、住宅ローン金利、企業の資金調達コストなどに直接的かつ甚大な影響を及ぼすため、国内外の市場関係者や経済界から極めて高い注目を集めます。また、年4回(1月・4月・7月・10月)は、日銀の経済見通しを示した「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」も併せて公表されます。