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国際インターバンク市場

金融
2026-03-02 時点の情報です

国際インターバンク市場(こくさいいんたーばんくしじょう)とは、金融機関同士が短期的な資金を相互に融通し合う市場のことです。インターバンク市場は、中央銀行(日本においては日本銀行)と金融機関との間で行われる取引市場と、金融機関同士の間で行われる取引市場に大別されますが、このうち金融機関同士が行う市場を指します。金融機関は、日々の業務において資金の過不足が生じることがありますが、インターバンク市場を通じて、余剰資金を運用したり、不足資金を調達したりすることで、効率的な資金運営を行っています。インターバンク市場は、金融政策の効果を金融システム全体に浸透させる重要な役割も担っています。中央銀行政策金利を操作すると、インターバンク市場の金利が変動し、それが他の金融機関金利にも影響を与え、最終的には企業や個人の経済活動にも影響を及ぼします。

📚 関連する用語

イールドカーブコントロール

イールドカーブコントロール(Yield Curve Control, YCC)とは、中央銀行が長期金利の操作目標を設定し、その目標水準を達成・維持するために、公開市場操作(国債の買い入れなど)を通じて金融市場の金利をコントロールする金融政策のことです。イールドカーブとは、債券の満期までの期間と、その債券の利回り(イールド)の関係を示したグラフのことですが、一般的には満期が長いほど利回りは高くなる傾向があります。イールドカーブコントロールは、このイールドカーブの形状、特に長期金利を望ましい水準に誘導することで、経済活動を刺激したり、物価の安定を図ったりすることを目的としています。例えば、日本銀行は2016年9月に「イールドカーブ・コントロール」を導入し、長期金利操作(10年物国債利回り)を「ゼロ%程度」とする方針を掲げました。この政策は、市場金利の安定化や、金融緩和効果の持続を狙ったものです。しかし、長期間にわたる超低金利の維持や、中央銀行による国債買い入れの長期化は、市場機能の低下や中央銀行のバランスシートの肥大化といった副作用も招く可能性が指摘されています。

解約返戻金

解約返戻金(かいやくへんれいきん)とは、生命保険や損害保険の契約を途中で解約した際に、保険契約者に対して払い戻されるお金のことです。保険会社は契約者から預かった保険料の一部を将来の保険金支払いに備えて積み立てており、解約時にはその積立金から、契約締結に必要な諸経費や解約手数料などを差し引いた金額が返金されます。一般的に、終身保険や養老保険、学資保険などの「貯蓄性」のある保険で発生し、定期保険のような「掛け捨て型」ではほとんどないか、あっても極めて少額です。また、加入期間が短い場合は払い込んだ保険料の総額を大幅に下回る「元本割れ」の状態になることが多く、解約のタイミングには注意が必要です。近年では、解約返戻金をあえて低く設定することで月々の保険料を抑えた「低解約返戻金型」の商品も普及しており、個人のライフステージや資金計画に合わせた適切な選択が求められます。

キャッシュレス決済

キャッシュレス決済(きゃっしゅれすけっさい)とは、紙幣や硬貨といった物理的な現金を使用せずに、電子的な手段で代金の支払いを行う決済方法の総称です。代表的な手段には、クレジットカード、デビットカード、交通系ICカードなどの電子マネー、スマートフォンを用いたQRコード決済やバーコード決済があります。支払いのタイミングにより、事前にチャージを行う「プリペイド(前払い)」、銀行口座から即時に引き落とされる「リアルタイムペイ(即時払い)」、後日まとめて支払う「ポストペイ(後払い)」の3つの形式に大別されます。利用者にとっては会計の利便性向上やポイント還元、紛失リスクの低減といったメリットがあり、事業者側にとってはレジ業務の効率化、売上データの管理、インバウンド需要への対応といった利点があります。社会全体では、現金の輸送・管理コストの削減や、決済データの活用による新たなビジネスの創出が期待されています。

信用情報

信用情報(しんようじょうほう)とは、クレジットやローンなどの契約内容、支払状況、残高などの取引事実を登録した個人の履歴のことです。これらの情報は指定信用情報機関(主にCIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターの3機関)によって管理・共有されています。金融機関は、新規のクレジットカード発行やローンの審査において、申込者の「信用力」を客観的に判断するためにこの情報を照会します。期日通りの返済は良好な信用として蓄積されますが、延滞や代位弁済、自己破産などの事実は「事故情報(いわゆるブラックリスト)」として一定期間記録が残り、その間は新たな金融サービスの利用が著しく制限されることになります。