ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

利益

経営・財務
2026-03-02 時点の情報です

利益とは、企業活動において、収入からすべての費用を差し引いた金額のことを指します。具体的には、商品の販売などから得られる売上高から、その商品を製造・仕入れするための原価、販売促進や従業員の給与、店舗の家賃といった販売費および一般管理費などを差し引いたものが、事業活動における儲け、すなわち利益となります。企業は利益を出すことで、事業の継続、成長のための再投資、株主への配当、従業員への還元(給与や賞与)などを行うことができ、経済活動の基盤となります。利益には、売上総利益(粗利)、営業利益経常利益、税引前当期純利益当期純利益など、段階に応じた様々な種類があります。

📚 関連する用語

リース(リース取引)

リースとは、企業などが特定の物件(機械設備、車両、OA機器など)を導入する際、リース会社がその物件を代わりに購入し、利用者に比較的長期間にわたって賃貸する取引のことです。正式には「リース取引」と呼ばれます。利用者は一定のリース料を支払うことで、多額の購入資金を一度に用意することなく、必要な設備を事業に使用できるメリットがあります。形式上は物件の賃貸借(レンタル)と似ていますが、経済的実態としては金融(資金調達)としての側面が非常に強く、企業が設備投資を行う際の主要な手段の一つとなっています。一般的に、中途解約が原則不可で物件コストの概ね全額を支払う「ファイナンス・リース」と、物件の残存価値を差し引いて契約する「オペレーティング・リース」の2種類に大別されます。

Environment, Social, and Governance

Environment, Social, and Governance(いーえすじー)とは、企業が長期的かつ持続的に成長するために配慮すべき「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の3つの要素の頭文字をとった言葉であり、一般的に「ESG」と略称で呼ばれます。従来、企業の価値は売上高や利益といった財務情報で測られてきましたが、近年では気候変動への対応や人権問題、法令順守といった非財務情報の重要性が高まっています。これらの要素を重視して投資先を選別することを「ESG投資」と呼び、世界の投資マネーの大きな潮流となっています。企業にとっては、資金調達やブランドイメージの向上、優秀な人材の確保において無視できない経営課題となっています。

最高経営責任者

最高経営責任者(さいこうけいえいせきにんしゃ)とは、企業において業務執行の最高責任を負う役職のことです。英語の「Chief Executive Officer」の頭文字をとって、一般的に「CEO(シーイーオー)」と呼ばれます。取締役会の指揮のもと、企業の長期的な戦略決定や経営方針の策定を行い、経営結果に対して最終的な責任を負います。本来は米国型のコーポレート・ガバナンス(企業統治)に基づく役職であり、経営の「監督」と「執行」を分離する目的で使われますが、日本の会社法における「代表取締役社長」が実質的にこの役割を担っているケースが多く見られます。

キャッシュフロー

キャッシュフローとは、企業や家計における一定期間の現金の流出(キャッシュ・アウトフロー)と流入(キャッシュ・インフロー)の差額のことです。略して「CF」とも呼ばれます。会計上の「利益」は発生主義に基づき取引が確定した時点で計上されますが、キャッシュフローは実際に現金が動いたタイミングを重視して記録されます。一般的に企業活動においては、本業による現金の増減を示す「営業活動によるキャッシュフロー」、設備投資や資産売却を示す「投資活動によるキャッシュフロー」、借入や返済などの資金調達を示す「財務活動によるキャッシュフロー」の3つに分類して管理されます。企業の支払い能力や倒産リスク、将来の投資余力を判断する上で、損益計算書と並び極めて重要な指標とされています。