裁定取引(アービトラージ)
裁定取引(さいていとりひき)とは、同一の価値を持つ商品や資産に一時的な価格差が生じた際、割安な方を買い、同時に割高な方を売ることで、金利差や価格差からリスクを最小限に抑えつつ利益(サヤ)を得る取引手法のことです。英語で「アービトラージ」と呼ばれ、略して「裁定」とも称されます。株式、債券、為替、先物などの金融市場で広く行われており、理論上の価格と実際の市場価格の乖離(歪み)を利用します。裁定取引が活発に行われることで、結果として市場全体の価格差が縮小し、適正な価格形成が促されるという市場の効率性を高める機能も有しています。近年では、アルゴリズムを用いた高速なコンピュータ取引によって、コンマ数秒単位の僅かな歪みを捉える手法が一般的となっています。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典