ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

償還

投資
2026-03-02 時点の情報です

償還(しょうかん)とは、債券投資信託などの金融商品において、発行体(債券の場合)または運用会社投資信託の場合)が、投資家に対して元本を返済または払い戻すことを指します。債券における償還は、発行時に定められた満期日に、額面金額が投資家へ支払われることで完了します。投資信託における償還は、信託期間の満了時や繰上償還時に、信託財産を換金し、そこから信託報酬やその他の費用を差し引いた残りが投資家へ分配されることで行われます。償還価額は、債券の場合は通常額面通りですが、投資信託の場合は市場の動向によって変動する可能性があります。償還を迎える金融商品の選択においては、償還日償還価額再投資戦略などを考慮することが重要です。

📚 関連する用語

ESG

ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の頭文字を取った略語で、企業が事業活動を行う上で、これらの3つの観点からの持続可能性や社会的責任を重視する考え方、またはその評価指標のことを指します。投資の文脈では、ESGの要素を考慮した投資をESG投資と呼び、企業の長期的な価値創造やリスク管理能力を評価する上で重要な要素となっています。具体的には、環境面では気候変動対策や資源の有効活用、社会面では人権尊重や労働環境の改善、ダイバーシティの推進、ガバナンス面ではコンプライアンスの徹底や取締役会の監督機能の強化などが評価項目となります。ESGへの取り組みが積極的な企業は、将来的なリスクを低減し、持続的な成長が期待できるとされ、投資家からの関心が高まっています。

逆指値注文

逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)とは、株価が指定した価格まで上昇したら「買い」、あるいは指定した価格まで下落したら「売り」を実行する注文方法のことです。通常の指値注文が「現在の価格より有利な条件(安く買う、高く売る)」を狙うのに対し、逆指値は「現在の価格より不利な条件(高く買う、安く売る)」になったタイミングで発注されるのが特徴です。一般的には、相場が急変した際の損失を一定範囲に留める「ストップロス(損切り)」や、価格の上昇トレンドを確認してから買う「順張り」の手法として活用されます。英語では「Stop Order(ストップ注文)」とも呼ばれます。投資家が24時間市場を監視し続けることは困難であるため、あらかじめリスク管理の予約を入れておく仕組みとして、個人の資産運用において非常に重要な役割を果たします。

定率売却

保有する金融資産(主に投資信託など)を、あらかじめ決めた一定の割合で定期的に売却する手法。資産残高に応じて売却額が変動するため、相場下落時に過度な口数を売却することを防ぎ、資産寿命を延ばす効果があるとされる。定額売却と比較して、長期的な資産維持に適した出口戦略のひとつ。

機関投資家

機関投資家(きかんとうしか)とは、生命保険会社、損害保険会社、信託銀行、年金基金、投資信託会社、政府系金融機関など、顧客から拠出された巨額の資金をまとめて株式や債券などで運用・管理する法人や団体の総称です。自己資金で運用を行う「個人投資家」と対比される概念であり、英語では「Institutional Investor」と呼ばれます。扱う資金規模が極めて大きいため、市場の価格形成や流動性に多大な影響を与える「マーケットの主要プレイヤー」です。近年では、株主としての立場から投資先企業の経営に対して積極的に提言や対話(エンゲージメント)を行うことが求められており、コーポレートガバナンス(企業統治)の向上においても重要な役割を果たしています。