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大引け

投資ニュース解説
2026-03-02 時点の情報です

大引け(おおびけ)とは、証券取引所における一日の売買取引が終了すること、またはその時点での価格(終値)を指す用語です。日本の東京証券取引所では、午後の取引時間である「後場(ごば)」の終了時刻である15時30分が大引けに該当します。これに対し、一日の取引が始まることは「寄付き(よりつき)」と呼ばれます。大引けで成立した価格は「終値(おわりね)」として記録され、その日の相場を象徴する最も重要な指標となります。多くの投資家や機関投資家が、翌日へのリスクを持ち越さないための決済や、一日の評価額を確定させるための注文を集中させるため、大引け間際は取引高が急増し、価格変動が激しくなる傾向があります。ビジネスの実務においては、大引けの株価をもとに投資信託の基準価額が算出されたり、企業の資産評価が行われたりするため、単なる時間の区切り以上の経済的意味を持ちます。また、ニュース等で報じられる「今日の日経平均株価は〇〇円でした」という情報の多くは、この大引け時点の数値を指しています。

📚 関連する用語

仮想通貨

仮想通貨(かそうつうか)とは、インターネット上でやり取りされる、中央銀行などの公的機関が発行しないデジタルな通貨のことです。暗号技術を用いて発行・管理されており、ビットコインなどが有名です。ブロックチェーン技術によって取引記録が分散管理され、改ざんが困難な仕組みになっています。発行上限が定められているものや、特定の用途に特化したものなど、様々な種類が存在します。投資対象として近年注目が集まっていますが、価格変動が大きく、法規制やセキュリティ面での課題も残されています。将来的な決済手段としての可能性も期待されていますが、利用にはリスクを理解し、十分な情報収集を行うことが重要です。ビットコインやイーサリアムなどが代表的な例として挙げられます。

優待利回り

優待利回り(ゆうたいりまわり)とは、投資した株式の購入価格(株価)に対して、株主優待として受け取れる商品やサービスの価値が1年間でどの程度の割合になるかを示す指標です。一般的に「株主優待利回り」とも呼ばれます。計算式は「株主優待の年間換算価値 ÷ 購入株価 × 100」で算出されます。投資家が銘柄を選定する際、現金で支払われる「配当利回り」と合算した「総利回り(実質利回り)」を基準にすることが多く、特に個人投資家にとって重要な判断材料となります。企業側にとっては、自社の商品やサービスを直接提供することでファン層を拡大し、中長期的に株式を保有してくれる個人株主を確保する戦略的な意味合いを持っています。ただし、株価の変動によって利回りが上下するほか、企業の業績悪化や方針転換によって優待制度自体が廃止・変更されるリスクがある点には注意が必要です。近年では、株主間での公平性を保つために優待を廃止し、配当による還元に集約する企業も増えており、投資環境の変化を注視する必要があります。

繰上償還

繰上償還(くりあげしょうかん)とは、債券や投資信託などが、あらかじめ定められた満期日(償還日)よりも前に償還(返済・換金)されること。「期限前償還」とも呼ばれます。債券においては、発行体が金利低下局面で資金調達コストを削減するために行う場合(コール条項)があり、投資信託においては、解約が増えて純資産総額が減少し、効率的な運用が困難になった際に行われることが一般的です。投資家にとっては、予定していた利息が得られなくなったり、市場環境が悪い中で強制的に資金が返還され損失が確定したりするリスク要因となります。

ボラティリティ

ボラティリティとは、資産価格の変動の激しさを表す指標のこと。一般的に、価格変動が大きい場合を「ボラティリティが高い」、小さい場合を「ボラティリティが低い」と表現する。金融工学においては、収益率の標準偏差として計算され、リスクの度合いを測る尺度として利用される。過去のデータに基づく「ヒストリカル・ボラティリティ」と、オプション価格などから将来の変動を予測する「インプライド・ボラティリティ」の2種類が存在する。投資家心理が不安定な局面ではこの数値が上昇する傾向にあるため、市場の不確実性を示すバロメーターとしても重要視されている。