📚 関連する用語
利上げ
利上げとは、中央銀行が政策金利を引き上げることを指します。政策金利の引き上げは、一般的にインフレーション(物価上昇)を抑制するために行われます。金利が上昇すると、個人の消費や企業の投資が抑制されるため、需要が減少し、物価の安定につながると考えられています。例えば、日本銀行が政策金利を引き上げると、銀行間の取引金利が上昇し、その影響で住宅ローン金利や企業の借入金利も上昇する可能性があります。これにより、住宅購入や設備投資を控える動きが広がり、経済全体の過熱を抑制する効果が期待されます。ただし、急激な利上げは景気後退を招くリスクもあるため、中央銀行は経済状況を慎重に見極めながら、段階的に利上げを実施することが一般的です。また、利上げは為替レートにも影響を与え、一般的にはその国の通貨高につながるとされています。
住宅ローン
住宅ローン(じゅうたくろーん)とは、個人が自ら居住するための住宅の購入、建築、または増改築を目的として、銀行や信用金庫、労働金庫などの金融機関から融資を受ける仕組みのことです。一般的に借入期間が最長35年など非常に長期にわたることが特徴で、対象となる不動産に対して金融機関が「抵当権」を設定します。これにより、万が一返済が滞った場合には物件を競売にかけて回収する権利が担保されます。金利タイプには、市場の動向に合わせて金利が見直される「変動金利型」や、一定期間または全期間の金利が変わらない「固定金利型」があり、選択肢によって返済計画のリスクとメリットが異なります。また、税制面では「住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)」が設けられており、年末のローン残高に応じて所得税等から一定額を控除できるなど、国の持ち家政策とも深く関わっています。
為替レート
為替レート(かわせれーと)とは、異なる通貨を交換する際の比率(交換レート)のことです。「外国為替相場」とも呼ばれます。主要国では市場の需要と供給によって価格が刻々と変化する「変動相場制」が採用されています。 一般に、金利が高い国の通貨や、経済成長が期待できる国の通貨は買われやすく(価値が上がりやすく)なります。日本では、円安になると輸出企業の利益が増えやすくなる一方で、輸入コストの上昇により国内のガソリン代や食料品価格が上がる要因となります。逆に円高の場合は、海外からの輸入品が安くなり、海外旅行に行きやすくなる等のメリットがあります。企業経営においては、想定していたレートから大きく変動することが経営リスクとなるため、為替予約などでリスクヘッジを行うことが一般的です。
融資
融資(ゆうし)とは、銀行や信用金庫などの金融機関が、利息を得ることを条件に、企業や個人に対して資金を貸し出すことです。主に、企業が新しい工場を建てたり、商品を仕入れたりするための「設備資金」や「運転資金」として利用されます。融資は、返済義務のない「出資」とは異なり、あらかじめ決められた期限までに元本と利息を返済する必要があります。金融機関は貸し倒れのリスクを避けるため、借り手の財務状況や事業計画を厳しくチェックする「審査」を行います。社会全体の資金循環を円滑にし、企業の経済活動を活性化させることで、経済成長を支える不可欠な仕組みです。
ネコでもわかる金融・経済用語辞典