ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

地方債

投資
2026-03-01 時点の情報です

地方債(ちほうさい)とは、地方公共団体(都道府県や市区町村)が、道路、橋梁、公共施設などの整備や、福祉・教育サービスの提供に必要な資金を調達するために発行する債券のことです。地方財政法に基づき発行され、満期時に元本償還され、定期的に利子が支払われるのが一般的です。国が発行する国債と同様に、投資家は地方債を購入することで地方自治体にお金を貸し付け、その見返りとして利息収入を得ます。地方債の発行は、地域経済の活性化や住民サービスの向上に不可欠な財源確保の手段となります。投資対象としては、国債に次いで比較的安全性が高いとみなされることが多く、個人投資家や機関投資家など幅広い層に購入されています。地方債の利回りは、発行する自治体の信用度や市場金利の動向などによって変動します。

📚 関連する用語

ベンチャーキャピタル

ベンチャーキャピタルとは、高い成長が見込まれる未上場企業(スタートアップ)に対して、株式を取得する形で資金を供給する投資会社、またはその手法のことです。略称として「VC」とも呼ばれます。ベンチャーキャピタルは、独自の技術や斬新なビジネスモデルを持ちながらも、実績不足や担保不足により銀行融資が受けにくい企業に対し、将来性を見込んでリスクを取った資本提供を行います。単なる資金提供にとどまらず、投資先の取締役に就任したり経営ノウハウを伝授したり、提携先を紹介したりする「ハンズオン」と呼ばれる経営支援を行う点が大きな特徴です。投資の回収(エグジット)は、投資先企業が株式公開(IPO)を行ったり、他社に買収(M&A)されたりする際に行われ、保有する株式を売却することでキャピタルゲイン(売却益)を得ることを目的としています。新しい産業の育成やイノベーションの促進において、経済の重要な役割を担っています。

ETF

ETF(じょうじょうとうししんたく)とは、上場投資信託(じょうじょうとうししんたく)とは、Exchange Traded Fundの略称でETFとも呼ばれます。証券取引所に上場している投資信託であり、株式のように自由に売買できるのが特徴です。特定の指数(日経平均株価、TOPIXなど)に連動するように設計されているものが多く、少額から分散投資が可能です。投資家は、個別の株式を選ぶことなく、市場全体の動きに連動した投資成果を目指すことができます。ただし、ETFの運用には信託報酬や売買手数料などのコストが発生するため、投資判断の際にはこれらの費用も考慮する必要があります。

損出し

損出し(そんだし)とは、保有している株式や投資信託などの金融商品に含み損が生じている際、あえて売却して損失を確定させることで、同一年内に確定させた他の利益と相殺し、納税額を軽減させる投資手法のことです。この手法は「損益通算」という税制度の仕組みを利用した節税対策の一環として広く知られています。通常、投資で得た利益には所得税や住民税が課されますが、損出しによって利益額(課税対象額)を圧縮することで、すでに源泉徴収された税金の還付を受けたり、翌年の納税額を抑えたりすることが可能です。特に12月の年末取引最終日に向けて、個人投資家が翌年への税負担を軽減する目的で一斉に行うことが多く、市場全体の需給や株価形成にも影響を与える要因となります。売却した直後に買い戻すことで、ポートフォリオの構成を維持したまま節税効果を享受する戦略も一般的ですが、NISA口座等の非課税口座では適用できない点や、売買手数料が発生する点には注意が必要です。

クラウドファンディング

クラウドファンディングとは、インターネットのプラットフォームを介して、不特定多数の人々(Crowd)から資金調達(Funding)を行う仕組みのことです。略して「クラファン」とも呼ばれます。主に、新商品の開発、映画制作、災害支援、スタートアップ企業の設立など、多岐にわたる目的で利用されます。仕組みは大きく分けて、支援者が対価として商品やサービスを受け取る「購入型」、金銭的見返りを求めない「寄付型」、未公開株や金銭的リターンを得る「投資型(株式型・融資型)」などに分類されます。従来の金融機関からの融資に比べ、プロジェクト実行者の情熱やアイデアへの「共感」が重視される点が特徴です。企業にとっては、市場の反応を発売前に確認できるテストマーケティングの場としての側面も持ち、現代のビジネスシーンにおける重要な資金調達およびプロモーション手段となっています。