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マイナス金利

金融
2026-03-01 時点の情報です

マイナス金利とは、中央銀行金融機関から預かる資金に対して、プラスではなくマイナスの金利を適用する金融政策です。この政策は、金融機関中央銀行に資金を預けることを抑制し、その資金を市中への貸し出しや投資に積極的に振り向けることを促すことを目的としています。これにより、個人や企業の借入金利の低下を促し、消費や投資を活性化させる効果が期待されます。日本では、2016年2月に日本銀行マイナス金利政策を導入しました。この政策により、企業はより低いコストで資金調達が可能になり、設備投資や研究開発への意欲が高まる可能性があります。また、個人にとっては住宅ローンなどの金利が低下する恩恵を受けることがあります。しかし、一方で、銀行にとっては預貸金利ざやの縮小につながり、収益を圧迫する要因となる可能性も指摘されています。マイナス金利政策は、デフレ脱却や経済成長を目指す上での強力な手段の一つですが、その影響は多岐にわたるため、経済状況を見ながら慎重に運用される必要があります。

📚 関連する用語

休眠口座

休眠預金(きゅうみんよきん)とは、銀行などの金融機関に預けられたまま、10年以上入出金などの取引(異動)がない状態の預金のことです。一般には「休眠口座」とも呼ばれます。2018年1月に施行された「休眠預金等活用法」に基づき、これらの資金は預金保険機構を経由して、子どもや若者の支援、生活困難者の支援、地域活性化といった民間の公益活動に活用される仕組みとなりました。対象となるのは普通預金、定期預金、当座預金などであり、外貨預金や財形貯蓄などは対象外です。残高が1万円以上ある場合には、金融機関から登録済みの住所へ郵送などで通知が送られますが、住所変更を失念していると通知が届かずに休眠預金化するケースが多く見られます。万が一、休眠預金となった場合でも、預金者本人が通帳や印鑑、本人確認書類を持って金融機関の窓口で手続きを行えば、元本に利息を加えていつでも引き出すことが可能です。資産管理の効率化や紛失リスク低減のため、不要な口座は解約して整理することが推奨されます。

信用情報

信用情報(しんようじょうほう)とは、クレジットやローンなどの契約内容、支払状況、残高などの取引事実を登録した個人の履歴のことです。これらの情報は指定信用情報機関(主にCIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターの3機関)によって管理・共有されています。金融機関は、新規のクレジットカード発行やローンの審査において、申込者の「信用力」を客観的に判断するためにこの情報を照会します。期日通りの返済は良好な信用として蓄積されますが、延滞や代位弁済、自己破産などの事実は「事故情報(いわゆるブラックリスト)」として一定期間記録が残り、その間は新たな金融サービスの利用が著しく制限されることになります。

国際インターバンク市場

国際インターバンク市場(こくさいいんたーばんくしじょう)とは、金融機関同士が短期的な資金を相互に融通し合う市場のことです。インターバンク市場は、中央銀行(日本においては日本銀行)と金融機関との間で行われる取引市場と、金融機関同士の間で行われる取引市場に大別されますが、このうち金融機関同士が行う市場を指します。金融機関は、日々の業務において資金の過不足が生じることがありますが、インターバンク市場を通じて、余剰資金を運用したり、不足資金を調達したりすることで、効率的な資金運営を行っています。インターバンク市場は、金融政策の効果を金融システム全体に浸透させる重要な役割も担っています。中央銀行が政策金利を操作すると、インターバンク市場の金利が変動し、それが他の金融機関の金利にも影響を与え、最終的には企業や個人の経済活動にも影響を及ぼします。

外国為替市場

外国為替市場とは、異なる国の通貨を交換・取引する市場のことです。略称は「外為市場」です。銀行、証券会社、投資ファンドなどの金融機関が、インターバンク市場と呼ばれる市場で通貨の売買を行います。また、近年では個人投資家もFX(外国為替証拠金取引)を通じて外為市場に参加する機会が増えています。外国為替市場の相場は、各国の経済状況、金利政策、政治情勢など、様々な要因によって変動します。この変動は、輸出入企業の収益、海外旅行の費用、輸入品の価格など、私たちの経済活動や生活に大きな影響を与えます。外国為替市場は24時間取引が行われており、世界経済の動向を反映する重要な指標の一つとなっています。