ロゴネコでもわかる金融・経済用語辞典

資産運用

投資
2026-03-02 時点の情報です

資産運用(しさんうんよう)とは、自身の保有する現金、預貯金、不動産などの資産を、より収益性の高い金融商品や実物資産に投じることで、その価値を維持または増大させようとする行為を指します。主な手法として、株式投資、債券投資信託、不動産、外貨預金などがあり、リスクとリターンのバランスを考慮しながら最適な組み合わせ(ポートフォリオ)を構築することが基本となります。低金利環境やインフレが進む現代において、現金をただ保有しているだけでは実質的な価値が低下する可能性があるため、長期的な視点での資産形成が推奨されています。近年ではNISA(少額投資非課税制度)iDeCo(個人型確定拠出年金)といった税制優遇制度の普及により、若年層から高齢層まで幅広い世代で取り組まれるようになっています。単なる金銭的な利益追求だけでなく、企業の活動を資金面で支え、経済全体を循環させるという社会的側面も持ち合わせています。

📚 関連する用語

クラウドファンディング

クラウドファンディングとは、インターネットのプラットフォームを介して、不特定多数の人々(Crowd)から資金調達(Funding)を行う仕組みのことです。略して「クラファン」とも呼ばれます。主に、新商品の開発、映画制作、災害支援、スタートアップ企業の設立など、多岐にわたる目的で利用されます。仕組みは大きく分けて、支援者が対価として商品やサービスを受け取る「購入型」、金銭的見返りを求めない「寄付型」、未公開株や金銭的リターンを得る「投資型(株式型・融資型)」などに分類されます。従来の金融機関からの融資に比べ、プロジェクト実行者の情熱やアイデアへの「共感」が重視される点が特徴です。企業にとっては、市場の反応を発売前に確認できるテストマーケティングの場としての側面も持ち、現代のビジネスシーンにおける重要な資金調達およびプロモーション手段となっています。

時価総額

時価総額(じかそうがく)とは、上場企業の企業価値を評価する際に用いられる代表的な指標の一つであり、計算時点での「株価」に「発行済株式総数」を掛けて算出される数値のこと。この数値は、その企業を市場価格で丸ごと買い取る場合に理論上必要となる金額を示しており、企業の規模や市場内での位置付けを測る尺度として広く利用されている。時価総額が大きいほど、投資家からの将来的な成長期待が高く、経営基盤が安定していると見なされる傾向がある。また、TOPIX(東証株価指数)などの株価指数において、構成銘柄の組入比率を決定する際の基準としても重要な役割を果たしている。

モナコイン

モナコインとは、2013年に日本のインターネット掲示板「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」から生まれた、日本初の暗号資産(仮想通貨)のことです。通貨単位は「MONA」と表記されます。ライトコイン(Litecoin)の技術をベースに開発されており、ビットコインと比較して送金完了までの時間が短く、手数料も安価である点が特徴です。アスキーアートのキャラクター「モナー」をモチーフにしており、インターネット上での創作活動に対する「投げ銭(少額寄付)」や、コミュニティ内でのイベント、一部の実店舗での決済手段として利用されるなど、ユーザー主導で独自の経済圏を形成してきました。また、世界で初めて「SegWit(セグウィット)」と呼ばれる取引データ処理を効率化する技術を実装した通貨としても知られています。

エンジェル投資家

エンジェル投資家(えんじぇるとうしか)とは、創業前、あるいは創業して間もないスタートアップ企業に対し、自身の個人資産を提供して支援する個人投資家のことを指します。まだ実績が乏しく、銀行からの融資やベンチャーキャピタル(VC)からの投資を受けるのが難しい「シード期」の企業にとって、貴重な資金供給源となります。名称の由来は、1920年代にニューヨークのブロードウェイで公演資金を援助した裕福な後援者を「エンジェル」と呼んだことにあります。出資の対価として株式を取得することが一般的ですが、単なる金銭的支援にとどまらず、投資家自身の起業経験に基づく経営のアドバイスや、販路拡大に繋がる人脈の紹介など、事業成長を加速させる「スマートマネー」としての役割も期待されます。近年では日本でも政府による税制優遇(エンジェル税制)の整備が進んでおり、起業家精神(アントレプレナーシップ)の育成や経済活性化の要として重要視されています。